バッファロー・ビルズは第5週、ニューイングランド・ペイトリオッツに敗れて、今季初の黒星を喫した。この敗戦は、ビルズが多くの人が考えていたような無敵のチームではないことをリーグ全体に示した。
3度の致命的なターンオーバー、そしてビルズらしからぬプレイで、ビルズは本拠地ハイマーク・スタジアムに乗り込んできたペイトリオッツに23-20の勝利を許した。
QBジョシュ・アレンは攻撃を「最低」と評し、ジョー・ブレイディ攻撃コーディネーターは「まるで水準に達していなかった」と敗因を語った。米ネットワーク局『CBSスポーツ』のジョン・ブリーチ氏もこの試合のビルズに「B-」の評価を与え、世間が考えるほど無敵ではない可能性を示唆した。
「ビルズはNFL記録となる26試合連続でターンオーバーバトルに敗れていなかったが、その連勝記録は日曜の夜についに途絶えた。これが敗因の大きな理由だ」とブリーチ氏は書いた。
「この敗戦でビルズは突然、無敵に見えなくなった。AFC東地区で5年間続いた彼らの支配も危ういかもしれない」
ペイトリオッツが見せたビルズ攻略法
ペイトリオッツの勝利は多くの人を驚かせたが、これがビルズ攻略法なのかといえば、おそらくそうだ。
RBジェームス・クックは試合の大半で抑え込まれ、15回のランでわずか49ヤードしか稼げなかった。ラン攻撃が封じられると、プレイアクションも以前ほどの脅威を発揮しなくなる。アレンがチームのトップラッシャー(53ヤード)となるのは良い兆候ではない。
TEダルトン・キンケイド(108ヤード)を除けば、ペイトリオッツの守備はビルズの攻撃を封じ込め、アレンをポケットから追い出し、何度となく待ち構える守備陣の中へと追い込んでいった。
確かに3つのターンオーバーは勝利に大きく貢献した。だがペイトリオッツがビルズの誇るラン攻撃を封じたこともまた勝利の一因となった。
これがビルズ攻略に向けた青写真となるのか、今後の試合が注目される。
原文:Bills 'don't look so unbeatable' after turnover-plagued Patriots loss
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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