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【NBAドラフト2025展望】トップ2は稀代のディフェンダーとNBA2世で確定? 注目プロスペクトの特長は?

内田陽 Akira Uchida

【NBAドラフト2025展望】トップ2は稀代のディフェンダーとNBA2世で確定? 注目プロスペクトの特長は? image

John Jones and Rob Kinnan

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オフシーズンの一大イベントであるNBAドラフトが、日本時間6月26日(現地25日)と27日(同26日)にニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで開催される。

今年はデューク大学のクーパー・フラッグが話題をさらっているが、実際にはほかにも将来性豊かなプロスペクトが数多く揃っている。ここでは、フラッグやその他の注目選手を紹介する。

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■クーパーフラッグ Cooper Flagg

弱点が少ない名門大学の大黒柱

「結果がどうであろうと今年のドラフトは間違いなく1位確定だろう」と言われるほど圧倒的な存在感を示してきたのが、デューク大学のクーパー・フラッグだ。2022年に当時16歳で出場したFIBA U17バスケットボール・ワールドカップの決勝戦で10点、17リバウンド、8スティール、4ブロックと大暴れし、アメリカ代表の金メダル獲得に大きく貢献した。

また、2024年夏にはパリオリンピックに臨むアメリカ代表の練習相手を務めたセレクトチームに唯一学生として選出され、アンソニー・デイビス(当時ロサンゼルス・レイカーズ、現ダラス・マーベリックス)の頭上から3ポイントシュートを決めたり、ペイント内を積極的に攻めるなどNBA選手たちを驚かせた。

名門大学の大黒柱として大きな期待を背負って挑んだ2024-2025シーズンは平均19.2点、7.5リバウンド、4.2アシストとオールラウンドな活躍でチームを牽引。ディフェンスではどのポジションでもマッチアップが可能で、ペリメーターだけでなく、リムプロテクターとしても優秀なツーウェイプレイヤーだ。

オフェンス面では3ポイントシュートやペイント内でのフィニッシュ力に課題はあるが、それでも全体1位指名は確実だろう。

■ディラン・ハーパー Dylan Harper

元NBA選手の父を持つサラブレッド

フラッグに次いで評価が高いのが1990年代のシカゴ・ブルズの黄金時代を支えたロン・ハーパー氏の息子であるディラン・ハーパーだ。2024-2025シーズンはチームトップの平均19.4点、4アシストと活躍。速いペースでプレイすることを好み、果敢にペイント内を攻めることが得意だ。

また、3ポイントシュート成功率33.3%とアウトサイドシュートを決める力もある。ドリブル力、プレイメイク力ともに優れており、今ドラフト最高の司令塔と高い評価を得ている。ディフェンスでもボールへの嗅覚が鋭く、昨季はチームトップの平均1.4スティールとまずまずの成績を残しており、上位指名が確実視されている。

■VJ・エッジコム VJ Edgecombe

誰もが羨む抜群の身体能力

今ドラフトで抜群の身体能力を誇るのがV.J.・エッジコム(ベイラー大)だ。2024-2025シーズンの開幕戦では終盤に豪快なポスターダンクを披露し、全米にその名を轟かせた。ボールを保持していないときの動きがうまく、得点を決めきる力もある。3ポイントシュート成功率34%と外からのシュートも打てる。ボールハンドリングに課題があり、ピック&ロールでのターンオーバーが多いのは玉に瑕だが、身長193cmながらも全身バネのような身体能力の高さは非常に魅力的。上位5位以内での指名が予想される。

■エース・ベイリー Airious “Ace” Bailey

チームメイトでトップ3指名なるか?

ハーパーのチームメイトでもある19歳のエース・ベイリーは、当初はトップ3指名の可能性もあると見られていた逸材だ。身長208.2cmと大柄ながらもシュート力があり、多彩なオフェンス力でどこからでも得点を狙うことができる。だが、ジャンプシュートに頼る傾向があり、積極性に欠ける面がある。また、ディフェンスにも課題があるため、上位指名から漏れる可能性も出てきた。

■その他の有望株:フラッグのチームメイトの指名は?

フラッグと同じ1年生で注目なのはコン・クネップルカマン・マロアチの2人だ。クネップルはクイックネスや身体能力には欠けるが、3ポイント成功率は40.6%、フリースロー成功率93%が示すように今ドラフトで屈指のシューターだ。

また、マロアチは身長218.4cm、ウイングスパン(両腕を広げたときの長さ)228.6cmを誇るビッグマンで、リムプロテクターかつペイント内のフィニッシャーとして欲しがるチームが続出しているという声もある。

ほかには、2024-2025シーズンの大学1年生としてはNCAAディビジョン1最多の平均19.9点を挙げたテキサス大の点取り屋トレイ・ジョンソンや、ウイングとしては随一の守備力を残り、どのポジションでも守れる“3&D”(3ポイントショットと守備が得意な選手)であるアリゾナ大のカーター・ブライアントも評価を上げている。

また、今ドラフトでハーパーに次ぐ司令塔として挙げられているのがオクラホマ大のジェレマイア・フィアーズだ。身体能力の高さ、ボールを持った時のスピードは抜群だが、ゴール下のフィニッシュ力やシュート力が乏しく、ディフェンスに課題があるため、1巡目の下位指名を予想する声もある。

例年、当日のトレードなど数々の盛り上がりを見せるNBAドラフト、果たして今季はどんなドラマが生まれるのか注目だ。

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その他の注目選手

  • コリン・マレー・ボイルズ(20歳、サウスカロライナ大):身長200.6cm、体重108.4kg
  • ダニー・ウルフ(21歳/ミシガン大):身長210.8cm、体重114.3kg
  • デレック・クイーン(20歳/メリーランド大):身長208.2cm、体重114.3kg
  • ウォルター・クレイトンJr(22歳/フロリダ大):身長188cm、体重90.3kg
  • セドリック・カワード(21歳/ワシントン州立大):身長195.6cm、体重96.6kg
  • ライアン・コークブレナー(23歳/クレイトン大):身長215.9cm、体重116.6kg
  • ノーラン・トラオレ(18歳/フランス):身長193cm、体重79.4kg
  • エイサ・ニューエル(19歳/ジョージア大):身長205.7cm、体重101.6kg

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