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NBAドラフト2025を予想する主要サイトのモックドラフトまとめ

大西玲央 Reo Onishi

NBA.com

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6月25、26日(日本時間26、27日)にNBAドラフト2025が開催される。ドラフトを前に、ウェブ上の主要なモックドラフトを集計したコンセンサス・モックドラフトをチェックしておこう。

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予想の傾向

上位2名の動向は確定的

ドラフト週を迎えるにあたり、デューク大学のフォワードであるクーパー・フラッグとラトガース大学のガード、ディラン・ハーパーは、満場一致で1位と2位を維持している。

エース・ベイリーの評価が変動

ハーパーのラトガース大学のチームメイトであるエース・ベイリーの評価は下落し、ベイラー大学のVJ・エッジコムに抜かれた。ベイリーの予想順位は3~5位から、あるサイトでは9位まで落ちているものもある。一方、エッジコムは3~4位の間で安定しており、10の予想のうち8つでこの順位に挙げられている(残り2つでは5位)。

評価を上げた選手たち

その他、テキサス大学のガード、トレイ・ジョンソン、デューク大学のコン・カニップル、オクラホマ大学のポイントガード、ジェレマイア・フィアーズ、イリノイ大学のガード、カスパラス・ヤクチョニス、デューク大学の7フィート選手、カマン・マルアチ、メリーランド大学のビッグマン、デリック・クイーンが、それぞれ若干評価を上げている。

守備に定評のある選手の入れ替わり

守備に優れたサウスカロライナ大学のコリン・マレー・ボイルズとアリゾナ大学のカーター・ブライアントは順位が以前と入れ替わり、ブライアントが急上昇したのに対し、マレー・ボイルズは4つ順位を落とした。

マルアチとクイーンの評価の幅広さ

リーチの長いビッグマン、マルアチは依然として未知数な部分が多く、彼の評価は最高で4位、最低で12位とされており、クイーン(6~14位)と並んで、今回の初期評価で最も幅広い変動を見せている。

全体の傾向

今回の調査対象となった10のモックドラフトすべてで、クーパー・フラッグディラン・ハーパーVJ・エッジコムエース・ベイリートレイ・ジョンソンコン・カニップルジェレマイア・フィアーズカマン・マルアチカスパラス・ヤクチョニスデリック・クイーンの計10選手がロッタリー圏内にランクインしている。カーター・ブライアントは9つのモックドラフトに登場した。

最も多い指名順位

各順位で最も予想された選手のランキングで、括弧内の数字は登場したモックドラフトの数を表す。例えば、クーパー・フラッグは更新された10のモックドラフトすべてで1位指名が予想されている。

1位(マーベリックス):クーパー・フラッグ (10)
2位(スパーズ):ディラン・ハーパー (10)
3位(76ers):VJ・エッジコム (4)
4位(ホーネッツ):VJ・エッジコム (4)
5位(ジャズ):トレイ・ジョンソン (4)
6位(ウィザーズ):エース・ベイリー、ジェレマイア・フィアーズ、トレイ・ジョンソン (3)
7位(ペリカンズ):ジェレマイア・フィアーズ、コン・カニップル (3)
8位(ネッツ):ジェレマイア・フィアーズ (4)
9位(ラプターズ):デリック・クイーン (3)
10位(ロケッツ):カーター・ブライアント (3)
11位(ブレイザーズ):カーター・ブライアント、ジェイス・リチャードソン (2)
12位(ブルズ):デリック・クイーン (3)
13位(ホークス):カーター・ブライアント、カスパラス・ヤクチョニス (2)
14位(スパーズ):セドリック・キャワード、リアム・マクニーリー、コリン・マレー・ボイルズ (2)


総合ポイントトップ14

各サイトの結果をまとめて数値化するため、選手がモックドラフトで1位と予想された場合には14ポイント、2位には13ポイントという形でポイントを与え、最後のロッタリーピック(14位)に1ポイントを与えた。その結果のランキングは以下の通り:

1位 クーパー・フラッグ|ダラス・マーベリックス

デューク大学|ポジション:F|身長:6-9(206cm)
ステータス:1年生
最多予想順位:1位 (10)

エリート級の攻守両面での才能を持ち、フランチャイズの中心的選手となるだけでなく、リーグの顔として長期にわたって活躍する可能性を秘めている。

2位 ディラン・ハーパー|サンアントニオ・スパーズ

ラトガース大学|ポジション:G|身長:6-6(198cm)
ステータス:1年生
最多予想順位:2位 (10)

優れたビジョンを持つコンボガードで、正確なフットワークと鋭いオフェンスの直感を兼ね備え、バックコートでのサイズも強み。

3位 VJ・エッジコム|フィラデルフィア・76ers

ベイラー大学|ポジション:G-F|身長:6-5(196cm)
ステータス:1年生
最多予想順位:3位、4位 (4)

バハマ出身の台頭する国際的なスター。アスリート能力に優れ、その潜在能力は今後の成長次第で無限大だ。

4位 エース・ベイリー|シャーロット・ホーネッツ

ラトガース大学|ポジション:F|身長:6-10(208cm)
ステータス:1年生
最多予想順位:3位 (3)

正確なシュート力を持つが、自身の選択肢を狭めないよう注意が必要。力をつけてインサイドでのプレイを増やせれば、シュートの不調時も補えるだろう。

5位 トレイ・ジョンソン|ユタ・ジャズ

テキサス大学|ポジション:G|身長:6-6(198cm)
ステータス:1年生
最多予想順位:5位 (4)

クラッチプレーヤーで、その得点力は疑いようがない。彼の潜在能力は、ビジョンとディフェンスへの信念にかかっている。

6位 コン・カニップル|ワシントン・ウィザーズ

デューク大学|ポジション:F|身長:6-7(201cm)
ステータス:1年生
最多予想順位:7位 (3)

シューターはシュートを打ち続ける。そして、ピック&ロールで高レベルの判断もできるなら、それはさらに有利になる。

7位 ジェレマイア・フィアーズ|ニューオーリンズ・ペリカンズ

オクラホマ大学|ポジション:G|身長:6-4(193cm)
ステータス:1年生
最多予想順位:6位、7位、8位 (3)

ボールハンドリングと素早さに優れる若手選手。彼の将来がオフェンスの要となるか、堅実なパズルのピースとなるかは、見る人によって意見が分かれそう。

8位 カマン・マルアチ|ブルックリン・ネッツ

デューク大学|ポジション:C|身長:7-2(218cm)
ステータス:1年生
最多予想順位:9位 (4)

長身で機動力があり、すでにディフェンスで威力を発揮している。オフェンスがリムロール以外にも向上すれば、相手チームにとっては脅威となるだろう。

9位 カスパラス・ヤクチョニス|トロント・ラプターズ

イリノイ大学|ポジション:G|身長:6-6(198cm)
ステータス:1年生
最多予想順位:10位 (2)

アシストを量産できる選手。3ポイントショットの精度が、彼がどれだけ自由にプレイできるかを最終的に決定するだろう。

10位 デリック・クイーン|ヒューストン・ロケッツ

メリーランド大学|ポジション:C|身長:6-10(208cm)
ステータス:1年生
最多予想順位:12位 (3)

ボールハンドリングに長けたスキルフルな選手で、経験を積ませて主導権を与えれば、オフェンスが問題になることはないだろう。

11位タイ カーター・ブライアント|ポートランド・トレイルブレイザーズ

アリゾナ大学|ポジション:F|身長:6-8(203cm)
ステータス:1年生
最多予想順位:10位 (3)

ディフェンスは優れているが、彼のオフェンスの能力については使用頻度が低いため多くの疑問が残る。

11位タイ コリン・マリー=ボイルズ|アトランタ・ホークス

サウスカロライナ大学|ポジション:F|身長:6-7(201cm)
ステータス:2年生
最多予想順位:10位 (3)

堅実なディフェンダーだが、その潜在能力を最大限に引き出すには、サイズを活かしたプレイ(とシュートを決めること)が必要となるだろう。

13位 ノア・エセンゲ|シカゴ・ブルズ

ウルム (ドイツ)|ポジション:F|身長:6-10(208cm)
ステータス:海外
最多予想順位:8位 (2)

ドラフト候補の中で2番目に若く、粗削りなオフェンス力を持つが、3ポイントとディフェンスは期待できる。

14位 イェゴール・デミン|サンアントニオ・スパーズ

ブリガムヤング大学|ポジション:G|身長:6-9(206cm)
ステータス:1年生
最多予想順位:11位 (2)

長身のガードで、アシストのセンスがある。しかし、ターンオーバーの多さや未発達なショットが、獲得をためらわせる要因となるだろうか。

主要サイトのモックドラフト

ESPN.com

  1. Cooper Flagg
  2. Dylan Harper
  3. VJ Edgecombe
  4. Ace Bailey
  5. Kon Knueppel
  6. Tre Johnson
  7. Jeremiah Fears
  8. Khaman Maluach
  9. Noa Essengue
  10. Carter Bryant
  11. Kasparas Jakucionis
  12. Derik Queen
  13. Egor Demin
  14. Joan Beringer

最終更新日:6月17日


The Ringer

  1. Cooper Flagg
  2. Dylan Harper
  3. Tre Johnson
  4. Ace Bailey
  5. VJ Edgecombe
  6. Derik Queen
  7. Kon Knueppel
  8. Jeremiah Fears
  9. Carter Bryant
  10. Kasparas Jakucionis
  11. Danny Wolf
  12. Khaman Maluach
  13. Cedric Coward
  14. Egor Demin

最終更新日:6月10日


The Athletic

  1. Cooper Flagg
  2. Dylan Harper
  3. VJ Edgecombe
  4. Ace Bailey
  5. Tre Johnson
  6. Kon Knueppel
  7. Jeremiah Fears
  8. Kasparas Jakucionis
  9. Khaman Maluach
  10. Carter Bryant
  11. Collin Murray-Boyles
  12. Derik Queen
  13. Joan Beringer
  14. Cedric Coward

最終更新日:6月12日


Yahoo Sports

  1. Cooper Flagg
  2. Dylan Harper
  3. Ace Bailey
  4. Kon Knueppel
  5. VJ Edgecombe
  6. Tre Johnson
  7. Khaman Maluach
  8. Jeremiah Fears
  9. Carter Bryant
  10. Kasparas Jakucionis
  11. Liam McNeeley
  12. Jase Richardson
  13. Derik Queen
  14. Cedric Coward

最終更新日:6月16日


Bleacher Report

  1. Cooper Flagg
  2. Dylan Harper
  3. VJ Edgecombe
  4. Khaman Maluach
  5. Jeremiah Fears
  6. Ace Bailey
  7. Tre Johnson
  8. Noa Essengue
  9. Derik Queen
  10. Kon Knueppel
  11. Carter Bryant
  12. Asa Newell
  13. Kasparas Jakucionis
  14. Collin Murray-Boyles

最終更新日:6月17日


NetScouts Basketball

  1. Cooper Flagg
  2. Dylan Harper
  3. VJ Edgecombe
  4. Ace Bailey
  5. Tre Johnson
  6. Kasparas Jakucionis
  7. Kon Knueppel
  8. Khaman Maluach
  9. Derik Queen
  10. Jeremiah Fears
  11. Egor Demin
  12. Jase Richardson
  13. Noa Essengue
  14. Carter Bryant

最終更新日:5月31日


CBS Sports (Gary Parrish)

  1. Cooper Flagg
  2. Dylan Harper
  3. Tre Johnson
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  5. Ace Bailey
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  9. Derik Queen
  10. Carter Bryant
  11. Jase Richardson
  12. Collin Murray-Boyles
  13. Kasparas Jakucionis
  14. Liam McNeeley

最終更新日:6月16日


CBS Sports (Kyle Boone)

  1. Cooper Flagg
  2. Dylan Harper
  3. Ace Bailey
  4. VJ Edgecombe
  5. Tre Johnson
  6. Jeremiah Fears
  7. Kon Knueppel
  8. Kasparas Jakucionis
  9. Khaman Maluach
  10. Collin Murray-Boyles
  11. Egor Demin
  12. Derik Queen
  13. Jase Richardson
  14. Liam McNeeley

最終更新日:6月17日


SB Nation

  1. Cooper Flagg
  2. Dylan Harper
  3. Kon Knueppel
  4. VJ Edgecombe
  5. Khaman Maluach
  6. Collin Murray-Boyles
  7. Tre Johnson
  8. Jeremiah Fears
  9. Ace Bailey
  10. Kasparas Jakucionis
  11. Jase Richardson
  12. Noa Essengue
  13. Derik Queen
  14. Carter Bryant

最終更新日:6月12日


USA Today/FTW

  1. Cooper Flagg
  2. Dylan Harper
  3. Ace Bailey
  4. VJ Edgecombe
  5. Kon Knueppel
  6. Tre Johnson
  7. Jeremiah Fears
  8. Nolan Traore
  9. Khaman Maluach
  10. Egor Demin
  11. Derik Queen
  12. Kasparas Jakucionis
  13. Carter Bryant
  14. Collin Murray-Boyles

最終更新日:5月29日

ESPN Insider: Jonathan Givony /Jeremy Woo
The Ringer: J. Kyle Mann / Danny Chau
The Athletic: Sam Vecenie
Bleacher Report: Jonathan Wasserman
Yahoo Sports: Kevin O’Connor
NetScouts Basketball: Carl Berman
CBS Sports: Kyle Boone, Gary Parrish
SB Nation: Ricky O’Donnell
USA Today / FTW: Bryan Kalbrosky

原文:Consensus Mock Draft: Where things stand as 2025 NBA Draft approaches by Ben Couch, NBA.com
翻訳:大西玲央


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大西玲央 Reo Onishi

アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。

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