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ポジション別に先発予想30選手をランキング! スモールフォワード編|NBA 2025-26シーズン

Stephen Noh

坂東実藍 Miran Bando

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NBAで最高の先発スモールフォワードを擁するチームはどこなのか。

『スポーティングニュース』では、NBAの2025-2026シーズンでスターターになることが予想される選手をポジション別にランキング化した。

ここでは、スモールフォワードの先発見込み選手たちのランキングをまとめる。

NBA 2025-2026シーズンの先発予想SFのランキング

Jalen Williams Oklahoma City Thunder

NBA Entertainment

1. ジェイレン・ウィリアムズ(サンダー)

オクラホマシティ・サンダーのベストプレイヤーではない。だが、リーグ屈指のチームナンバー2プレイヤーだ。3ポイントショット、ドライブ、味方のためのプレイメークと、ほとんど何でもできる。守備では7フィート2インチ(約218センチ)のウイングスパンを生かし、センターを含む5つのポジションすべてを守ることが可能だ。

昨季のジェイレン・ウィリアムズはオールスター、オールNBAサードチーム、オールディフェンシブ・セカンドチームに選出された。彼の存在は、サンダーがリーグ最高の守備を擁し、優勝を果たした大きな要因のひとつだ。

2. ジェイレン・ブラウン(セルティックス)

2023年のファイナルMVP受賞をはじめ、これまでに大きな活躍を見せてきた。だが、ジェイソン・テイタムを失い、セルティックスが戦力ダウンを余儀なくされたことで、ブラウンはさらにレベルアップし、チームの顔とならなければならない。

過去5シーズン連続で1試合平均22得点超と、ブラウンは非常に有能なスコアラーだ。昨季は数字が落ちたが、まずまずのシューターで、優れたパサーかつショットクリエイターでもある。

昨季は守備も低下し、ボールのないところで集中を欠いているところがあった。だが、絶好調の時は平均以上のディフェンダーになれる。

ブラウンはセルティックスのためにあらゆることをこなさなければならないだろう。彼にとっては個人的に大きなシーズンとなるはずだ。

3. カワイ・レナード(クリッパーズ)

レギュラーシーズンでレナードが多くの試合に出場することはないだろう。昨季は37試合にとどまった。だが、出場すればいまだ素晴らしいことに変わりはない。NBAプレイオフ2025ではデンバー・ナゲッツとのファーストラウンドでフィールドゴール成功率54%の平均25.0得点を記録した。

もはや年間最優秀守備選手級ではない。だが、スティールを量産し、守備で平均を上回る選手であることには変わらない。一方で攻撃では相手チームを崩すスポットを手にし、通算3ポイントショット成功率は39.2%。年齢とともに精度を高めており、ミッドレンジジャンパーもリーグ有数だ。

4. フランツ・バグナー(マジック)

昨季はオーランド・マジックでポイントフォワードとなり、活躍した。平均4.7アシストと優れた供給役でもあり、3Pラインの内側ではあらゆるところから得点できる。このポジションにしては素晴らしいサイズを持ち、堅実な守備の役に立っている。

バグナーの弱点は、3Pだ。ところどころで兆しは見せるも、ここ2年で成功率は30%を下回った。クセも増し、ショットを放つ時の自信に影響している。

それでも、バグナーが効率的に得点でき、味方のためにお膳立てできることは変わらない。攻守両面で活躍するウイングとして、オールスターのボーダーラインにいる選手だ。 

Franz Wagner

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5. トレイ・マーフィー三世(ペリカンズ)

ケガで29試合を欠場していなければ、昨季の年間最優秀躍進選手賞の候補になっていただろう。3Pで脅威になれる上、リングにアタックもでき、身体能力を生かしてフィニッシュする力もある。昨季は平均21.2得点をマーク。ニューオーリンズ・ペリカンズは一部スコアラーを放出しただけに、さらに数字を伸ばせるはずだ。

キャリア序盤は優れたディフェンダーではなかったものの、守備でも大きく向上した。このポジションでうまく守れるだけのサイズを持つ。 

6. デマー・デローザン(キングス)

36歳になったが活躍は変わらない。リーグにおける「パンプフェイクの神」であり、高確率で相手選手の裏をとり、ファウルを誘う。相手が引っかからなければ、リーグの誰よりも多くのミッドレンジジャンパーを沈める。フットワーク、スキル、冷静さが素晴らしく、パサーとしても過小評価されてきた。

3Pのなさや守備での限界から、常に批判はあるだろう。だが、どんな状況でも得点できる非常に優れた選手であることは変わらない。

7. ジェイデン・マクダニエルズ(ウルブズ)

2024-2025シーズンが示すように、マクダニエルズは攻撃でムラがある。アグレッシブな時は20得点超をもたらすことが可能。有能なシューターで、リム付近で優れたフィニッシャーだ。一方で、一定時間消えてしまうこともある。ショットが決まらない時は、攻撃であまり価値をもたらせない。

そのマクダニエルズが常に安定しているのが守備だろう。彼ほどのモーターを持つ選手は多くない。意欲的に相手選手にプレッシャーをかけ、パスレーンを阻み、相手の攻撃を乱す。2024年にはオールディフェンシブチームに選ばれている。

8. キャメロン・ジョンソン(ナゲッツ)

ジョンソンは移籍したナゲッツで完ぺきにフィットするはずだ。キャッチ&シュートの3Pシューターとしてエリートクラスであり、昨季は成功率40.3%を記録している。リムでのフィニッシャーとしても非常に優れ、ブルックリン・ネッツでは攻撃を始める存在にもなれることを示した。味方にイージーショットをお膳立てし、常にチームメイトたちを向上させるニコラ・ヨキッチと一緒にプレイすることで、役割はもっと簡単になるだろう。

エリートクラスのディフェンダーではなく、自分よりも強力なフォワードには押し込まれることもある。そして速さのあるガードについていくだけのフットスピードはない。しかし、ほかのウイングたちに対しては堅実。ナゲッツのスターティングラインナップを務めていたマイケル・ポーターJr.よりは、はるかに優れた守備をするはずだ。 

9. ジョシュ・ハート(ニックス)

様々なかたちでインパクトを残している。6フィート4インチ(約193センチ)というサイズとしては、リーグ最高のリバウンダーだ。どこからでも飛んできて、オフェンシブリバウンドを拾うだろう。ワンマン速攻も得意で、ボールをつかみ、スプリントする。優れたフィニッシャーであり、ファウルを誘うのがうまい。カッター、パサー、ディフェンダーとしても優秀だ。

苦しんでいるのは、3Pの安定力。ワイドオープンなら決められるが、打つのに慎重だ。相手のセンターが彼を守ることも少なくなく、ラインナップにフィットさせていくのが難しい選手になることもある。 

10. アーロン・ニスミス(ペイサーズ)

フィジカルでアグレッシブなディフェンダーだ。リーグで最もタフなウイングとの勝負も恐れない。シューターとしても素晴らしく、昨季はFG成功率50.7%、3P成功率43.1%、フリースロー成功率91.3%を記録。「50/40/90」を達成した。

タフショットや重要なショットを沈められるタイプで、インディアナ・ペイサーズが予想外のNBAファイナル進出を遂げた大きな要因のひとつだった。今季はタイリース・ハリバートンが負傷で不在だけに、ニスミスの役割はさらに重要となる。

Rui Hachimura Los Angeles Lakers

NBA Entertainment

11. 八村塁(レイカーズ)

八村は純粋なスコアラーで、ステップバックのミッドレンジジャンパーや3Pが優れている。守備では弱点があるものの、フィジカルには恵まれている。

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12. トゥマニ・カマラ(ブレイザーズ)

13. RJ・バレット(ラプターズ)

14. アサー・トンプソン(ピストンズ)

15. アンドリュー・ウィギンズ(ヒート)

Cooper Flagg Dallas Mavericks

NBA Entertainment

16. クーパー・フラッグ(マーベリックス)

17. デビン・バセル(スパーズ)

18. ドリアン・フィニー・スミス(ロケッツ)

19. クリス・ミドルトン(ウィザーズ)

20. マックス・ストゥルース(キャバリアーズ)

Buddy Hield

21. バディー・ヒールド(ウォリアーズ)

22. ジェイレン・ウェルズ(グリズリーズ)

23. ザカリー・リザシェイ(ホークス)

24. ロイス・オニール(サンズ)

25. アイザック・オコーロ(ブルズ)

26. カイル・クーズマ(バックス)

27. コン・カニップル(ホーネッツ)

28. ザイア・ウィリアムズ(ネッツ)

29. エース・ベイリー(ジャズ)

30. VJ・エッジコム(76ers)

原文:Best NBA small forwards for 2025-26: Ranking all 30 starters from Kawhi Leonard to Josh Hart and Cooper Flagg(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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Stephen Noh

Stephen Noh started writing about the NBA as one of the first members of The Athletic in 2016. He covered the Chicago Bulls, both through big outlets and independent newsletters, for six years before joining The Sporting News in 2022. Stephen is also an avid poker player and wrote for PokerNews while covering the World Series of Poker from 2006-2008.

坂東実藍 Miran Bando

フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。