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先発予想の150選手をランキング! トップ10入りを果たしたスターたちは?|NBA 2025-26シーズン

Stephen Noh

坂東実藍 Miran Bando

先発予想の150選手をランキング! トップ10入りを果たしたスターたちは?|NBA 2025-26シーズン image

NBAの30チームでスターターを務めることが予想される150選手をすべてランキング化するのは困難なことだ。前回は、11位から150位までを紹介した。

このリストでは、2025-2026シーズンでスターターと予想される150選手をランキング化している。ジェイソン・テイタム、タイリース・ハリバートン、デイミアン・リラードのように、シーズンの大半を欠場するか、ないし全休が見込まれる選手たちは選外だ。アレックス・カルーソやナズ・リードのように、ランキング入りするような選手でも、ベンチから登場する「スーパーサブ」も含まれない。

トップ10に名を連ねるのは、いずれも真のスーパースターたちだ。議論はさらに深まるだろう。このクラスになると、誰もがそれぞれの意見を持っており、コンセンサスを得られることはない。

では、ここで1位から10位を紹介する。

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NBA先発予想選手ランキング:1~10位

Denver Nuggets center Nikola Jokic

1位:ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)

過去5年のMVP投票で2位以内に入り続け、そのうち3回で受賞している。チームの中心に据えたい選手がいるとすれば、それはまさに彼のような選手だ。

ヨキッチは最高級のパサーで、コートビジョンはエリートクラス。わずかな隙間でもパスを通すスキルを持つ。そして最高のスコアラーでもあるだろう。昨季は自己最多の平均29.6得点をあげ、3ポイントショット成功率42%も自己最高だった。その3Pによって、彼は本当に止めることが不可能になっている。ミッドレンジからのフェイダウェイショットやポストアップはすでに脅威的で、リーグ最高のフローターも放っていた。

素晴らしいディフェンダーというわけではない。身体能力が常にある程度響くだろう。だが、それでも彼は貢献する方法を見つけ出す。ボールを蹴ってナゲッツの守備を立て直させたり、卓越した読みとハンドスキルでスティールを生み出す。

2位:シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)

最高のチームにおける最高の選手だ。ドライブマシンでペイント内に切り込み、巧みな体の使い方で相手守備を崩す。ミッドレンジからのショットは素晴らしく、有能な3Pシューターでもあり、多くのファウルを誘う。フリースローコレクターとけなす人もいるが、それは極めて高いレベルのスキルを貶めている。

ギルジャス・アレクサンダーは稀有な攻守両面のスーパースターだ。多くのスティールを記録し、サンダーの歴代最高守備において重要な一員だった。ボールを持つ選手に対するディフェンダーとしては、チーム最高のプレイヤーではないだろう。だが、マイナスでもない。

3位:ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)

昨季はミッドレンジジャンパーを加え、成功率22%と低調だった3Pを補った。それによって、ドライブを止めるのはさらに難しくなっている。ペイントに入れさせないようにするには、あまりに速く、強く、そして長い。リム付近で偉大なフィニッシャーだ。

年間最優秀守備選手に選ばれたのは一度だけ。だが、7年連続でトップ10入りを果たしている。6、7年前ほど支配的ではない。しかし、広い範囲をカバーできることは変わらず、ヘルプディフェンダーとしてリーグ有数の選手だ。

4位:ルカ・ドンチッチ(ロサンゼルス・レイカーズ)

昨季はダラス・マーベリックスとレイカーズで平均7.7アシストを記録。ボールを持ったらマジシャンだ。得点王に輝いてからもまだ2年しか経っていない。ステップバックスリーは見事で、フィジカルを駆使したドライブを持ち、リム付近でのステップは脅威だ。

彼を止めるための良い方法など存在しない。見事な感覚でどんなタイプの守備も定期的に見抜く。そして今季は過去最高の状態でシーズンを迎えつつあるようだ。

5位:ビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)

21歳にしてすでにリーグ最高のディフェンダーだ。対戦相手はリムで彼と勝負することを恐れる。バスケットの近くに彼がいるのを見たら、ドライビングレーンでもUターンしてしまう。リーグ入りしてから2年連続でリーグ最多のブロックを記録。そのウィングスパンを生かし、ディフェンシブリバウンドも驚異的だ。

攻撃面ではそこまで完成されていない。まずまずの3Pシューターで、非常に厳しい状況でも打つことがある。長距離でも恐れない。キャッチできる範囲が驚異的で、スパーズのポイントガード陣が向上した今季は、バスケット付近でもっと簡単に得点できるようになるはずだ。効率的に得点をあげる術を見つけており、パサーとしても成長している。

6位:ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)

今なおリーグ最高のムーブメントシューターであり、対戦相手のコーチ陣にとって悪夢のような存在だ。1試合平均の3P成功数と試投数はリーグトップ。昨季はそのうち40%を成功させている。FTも成功率93.3%とリーグ最高だ。

ウォリアーズの攻撃において自分の役割を完ぺきにしており、スクリーンを使って動き回り、ディフェンダーたちを引きつけた時は完ぺきなパスを出す。守備でもヘッジ&リカバーをマスターし、不利なマッチアップを回避。キャリアを通じて強さも増しており、自分のポジションを守るのに役立てている。

Anthony Edwards

7位:アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)

常にリーグ最高級のアスリートだった選手だ。昨季はリーグ屈指の3Pシューターとなり、多くを放っている。3P成功はリーグトップ。成功率39.5%を記録している。ドライブはファンタスティックで、シーズンを通じてパサーとしても目覚ましい成長ぶりを披露した。そして止めることができないスコアラーだ。

また、守備でも相手を抑える力を持ち、抜こうとする相手にとっては悪夢だ。オフボールの守備は同レベルになく、成長の次なるステージとなるはずだ。

8位:ドノバン・ミッチェル(クリーブランド・キャバリアーズ)

自分にも味方にも質の高い状況をつくり出すことができ、あらゆるかたちから得点できるファンタスティックなスコアラーだ。スピード、アジリティー、高い身体能力があり、リムに達したり、プルアップの3Pを放つ。ここ数年はパスも向上。ダリアス・ガーランドが不在の時はポイントガードの責任を負うこともある。

ユタ・ジャズ時代は守備での強度不足が話題になることもあったが、キャバリアーズに加入してからは守備でも非常に集中。ウィングスパンをアドバンテージに活用している。

9位:ジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス)

6フィート2インチ(約188センチ)というサイズよりも大きなプレイをする。フィジカル勝負やコンタクトを好み、まず相手にぶつかっていこうとするのだ。テレビゲームで遊んでいるようなドリブルムーブをくり出し、ディフェンダーたちのバランスを崩して、コートのあらゆるところからタフショットを決める。それにより、ニックスが1on1を任せられる時、重要な局面でビッグショットを決めることもできる。

小柄ゆえにいつも守備でターゲットにされるだろう。だが、多くのチャージングを誘い、チームのスキームをうまく実行し、特に昨季プレイオフのボストン・セルティックスとのシリーズでは、スイッチでも予想以上に踏ん張った。

LeBron James

10位:レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)

昨季は21年連続でオールNBAチーム選出を果たした。そしてそれは、純粋に実績に基づくものだ。40歳になってなお、リーグのベスト10に入る選手であることは変わらない。

レブロンが突進すると、誰も止めることができない。3Pシューターとしても向上し、ここ2年は成功率39%だ。ハイポストでボールを持ったら、世界最高の判断力を見せる。感覚の鋭さ、パス、得点力はいまだエリートクラスだ。

もうシーズンを通じて常に守備で全力を注入し、コート中を追いかけまわすことはできない。だが、賢く見計らっている。ハイライトになるチェイスダウンブロックは今後も健在だろう。そして今ではよりクォーターバックのようになった。カバーリングを指示したり、チームメイトにどこへ行くべきかを指揮する。依然として、必要な時はウィングやセンターにスイッチし、破壊的になることも可能だ。


原文:NBA top 150 starter rankings Part 2: Where LeBron James, Stephen Curry fall in the top 10 for 2025-26(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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Stephen Noh

Stephen Noh started writing about the NBA as one of the first members of The Athletic in 2016. He covered the Chicago Bulls, both through big outlets and independent newsletters, for six years before joining The Sporting News in 2022. Stephen is also an avid poker player and wrote for PokerNews while covering the World Series of Poker from 2006-2008.

坂東実藍 Miran Bando

フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。