ロサンゼルス・ドジャースはメジャーリーグ(MLB)史上わずか9チームしか達成したことのない偉業を成し遂げた。ドジャースは今季、本拠地で400万人を超える観客を集客した。
地区ライバルであるサンフランシスコ・ジャイアンツとの本拠地最終戦が、記録突破の決め手となった。現地日曜日のドジャー・スタジアムには46,601人の観客が詰めかけた。この時点でドジャースは延べ4,012,470人の観客を動員し、1試合平均にすると49,537人という驚異的な数字を記録した。
On the final home game of the season, the Los Angeles Dodgers passed the 4 million mark in attendance for the first time in franchise history.
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) September 21, 2025
The Dodgers wrapped up the 2025 regular season with a total attendance figure of 4,012,470, an average of 49,537 fans per game.
「ファンは毎日球場に足を運び、毎日熱狂的な応援をしてくれる」とデイブ・ロバーツ監督は語った。
「彼らのエネルギーが感じられ、選手たちもそれに刺激を受けている。我々はスポーツ界で最高のファンに恵まれていると思う」
その熱気は紛れもないものだ。ロサンゼルスは今シーズン、ホームゲーム81試合のうち46試合で5万人以上のファンを動員し、観客動員数が4万人を下回ったことは一度もなかった。有名なボブルヘッドナイトを始めとしたスタジアムでのプレゼントが熱狂に拍車をかけたこともあるが、ドジャースが持つスターパワーは明白だった。大谷翔平を筆頭としたスター揃いのドジャースは、ドジャー・スタジアムを満員にしただけでなく、敵地でも1試合平均35,000人以上を動員し、MLBのロードゲーム観客動員数でトップとなった。
MLBでは2008年以来、10チーム目の快挙
400万人の観客動員達成は、ほぼ20年ぶりのことだ。最後にヤンキースとメッツが最後に400万人動員を達成したのは2008年であり、ブルージェイズとロッキーズも1990年代にこの記録に到達したことがある。ドジャースは1978年までシーズン300万人すら超えたことがなかったが、それ以降は36回も300万人動員を記録している。
1962年に開場したドジャー・スタジアムは、公式収容人数56,000人で現在もMLB最大の球場として君臨し、コンスタントにソールドアウトを記録している。2013年以降、ドジャースはパンデミック規制のあった2020年を除き、は13シーズン中12シーズンで観客動員数トップを記録している。
勝利という結果とスター選手の華やかさを持ち合わせるチームにとって、この数字はファン層の厚さを示す新たな証だ。これほどの観客動員は地理的条件だけでは説明できない。ドジャースのゲームは単なる1試合を超え、毎晩のようにロサンゼルスで最大のショーとなっている。
原文:Los Angeles Dodgers join elite club in 2025 season
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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