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『30-30』達成のヤンキースのジャズ・チザムJr.が早々とニューヨーク残留を希望

石山修二 Shuji Ishiyama

Aaron Raley

『30-30』達成のヤンキースのジャズ・チザムJr.が早々とニューヨーク残留を希望 image

(Wendell Cruz)

ニューヨーク・ヤンキースの内野手、ジャズ・チザムJr.は、昨年のトレードデッドラインでマイアミ・マーリンズから移籍して来て以来、驚くべき活躍を見せている。

マーリンズ時代は故障に悩まされ、チザムが大きな戦力になるとは考える人は多くなかった。しかし、今季ヤンキース史上3人目となる『30-30(30本塁打30盗塁)』を達成したチザムは、批判者たちの予想を大胆に覆してみせた。

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チザムは好成績を残しているだけでなく、この14ヶ月間、ピンストライプのユニフォームを着てプレイしてきたことを楽しんでいるようだ。

NYタイムスのスポーツ専門サイト『The Atletic』のクリス・カーシュナー氏の取材で、チザムは今をどれだけ楽しんでいるか語った。

「ここを離れたくないね。一度ここでプレーしたら、誰も離れたくなくなるだろう」とチザムは語った。

「結局は自分を必要としているかどうかだ。そこが違いだ。『40-40』できる選手が欲しいかどうか?教えて欲しいね」

マイアミでは得ることのできなかった何かが、ニューヨークでチザムの心に触れたのだろう。ファンとの関係性、そんなファンの存在が彼に与える影響が、チザムの2025年シーズンの見事な活躍につながっている。

ヤンキースはチザムのアピールに応え、彼を引き留めるべきなのか? 理由は簡単だろう。ファンは彼を愛している。アーロン・ブーン監督も彼の生産性を認めている。そして何よりチザム自身が現在の環境に満足している。

チザムがフリーエージェントとなるのは来シーズン終了後とまだ余裕はある。その間にコディ・ベリンジャーやトレント・グリシャムら、他の選手たちとの契約も進めなければならない。だがチザムの活躍ぶりを見れば、早めに彼との交渉を始めることを考えておかなくてはいけないだろう。

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原文:The Yankees need to keep Jazz Chisholm Jr., and here is why
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Aaron Raley

Aaron Raley is a freelance writer with The Sporting News. He recently graduated from Texas A&M University with a bachelor’s degree in journalism studies. Born and raised in Northeast Texas, Aaron has a passion for sports, including baseball, football, NASCAR, IndyCar, Formula 1 and UFC.