バイエルン・ミュンヘンは2025-2026シーズンの開幕から理想的なスタートを切っている。その中心にいるのが、エースのハリー・ケインだ。
このイングランド代表FWは今季序盤から圧巻のパフォーマンスを披露しており、公式戦10試合で21ゴールに関与(18ゴール+3アシスト)している。
さらに、ブンデスリーガ第5節のブレーメン戦では2得点をマークし、バイエルンでの通算100ゴールに到達した。
そんな中、32歳のケインが英『ガーディアン』のインタビューで、自身の将来について言及した。
「(バイエルンに)長く残る可能性?もちろん考えられるよ」
「数週間前にも話したけど、まだクラブとは契約延長の話し合いはしていない。でも、もしそうした話が持ち上がるなら、誠実に向き合って話をするつもりだ」
「もちろん、今後1年ほどのチームの成果や状況にもよる。でも今は本当に素晴らしい瞬間を過ごしていて、他のことは考えていない」
「僕は完全にバイエルンの一員として全力を注いでいる。もし契約延長の話が出てきたら、その時に考えればいい。まだ今季と来季の契約が残っているし、焦る必要はまったくない。僕は落ち着いているし、監督のことも本当に気に入っている。チームも自分も成長を続けている限り、この先に何を達成できるかを楽しみにしているんだ」
今季のケインは、非常に高いペースでゴールを重ねており、ブンデスリーガ史上初となる「開幕6試合で11ゴール」という新記録を樹立している。
プレミアリーグ復帰を問われたケインの答えとは?
ハリー・ケインは2023年にトッテナムからバイエルン・ミュンヘンへ移籍して以来、アリアンツ・アレーナのファンに愛される存在となっている。
32歳となったケインは昨季、キャリア初の主要タイトルとなるブンデスリーガ優勝を経験。今季はヴァンサン・コンパニ監督の下で、さらなる栄冠を目指している。

一方で、ケインの契約には来夏に発動する5700万ポンド(1ポンド199円換算で約113億6900万円)の契約解除条項が存在すると報じられており、プレミアリーグ復帰の可能性も取り沙汰されている。
この件について、ケインは次のように語っている。
「プレミアリーグに戻るかどうかは、正直わからない。もしバイエルンに来たばかりの頃に聞かれていたら、『必ず戻る』と答えていたと思う」
「でも、数年ここでプレーしてみて、その気持ちは少し薄れた。ただ、『絶対に戻らない』とも言わないよ」
クラブ側はケインの放出を一切考えていない。バイエルンは、現在のケインがキャリアの中で最も充実したプレーを見せていると評価しているためだ。
実際、ケインはコンパニ監督の下で大きな成長を遂げており、最近では中盤寄りのやや低い位置でプレーしたことが、自身の得点増加につながったと語っている。
今季もケインは、バイエルンの勝利に貢献すること、そして来年のワールドカップに向けて最高の状態を維持することに集中している。
原文:Harry Kane opens up on contract extension at Bayern Munich and Premier League return
翻訳・編集:浄見耕志(スポーティングニュース日本版)
✍️この記事はいかがでしたか? 読後のご意見・ご感想をぜひお聞かせください
関連記事
- バイエルン10連勝を支えるエースの進化 ケインが新たな役割について語る
- ケインが圧巻のバイエルン・ミュンヘン、フランクフルト撃破で新記録樹立
- バイエルン、クリスタル・パレス主将グエイの獲得を検討か
- ビジャレアル対バルセロナ、米マイアミ開催へ UEFAがラ・リーガ案を承認
- 元バルセロナ10番が復活へ! モナコFWアンス・ファティがリーグ・アンの歴史的記録を更新