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バイエルン、クリスタル・パレス主将グエイの獲得を検討か

Atrayo Bhattacharya

浄見耕志 Koushi Kiyomi

バイエルン、クリスタル・パレス主将グエイの獲得を検討か image

バイエルン・ミュンヘンは、2025-26シーズンの開幕から公式戦10連勝と、理想的なスタートを切った。

攻撃面では、ハリー・ケインを軸にしたシステムが機能しており、マイケル・オリーセやルイス・ディアスも存在感を発揮。セルジュ・ニャブリも好調を維持しており、チーム全体が高い完成度を見せている。

一方で、守備面には課題も残る。ここまで8失点を喫しており、改善の余地がある。

ダヨ・ウパメカノは唯一安定したパフォーマンスを見せているものの、契約延長交渉は難航しており、バイエルンはすでに後継者候補のリストアップを始めているという。

『Sky Sports』のフロリアン・プレテンベルグ氏によると、バイエルンはクリスタル・パレスの守備の要、マーク・グエイの獲得レースに参戦したとのこと。グエイは来夏に契約満了を迎え、フリーになる見込みだ。

ウパメカノが新契約を結ばなかった場合、グエイが後釜候補になると見られている。しかし、リバプールやレアル・マドリード、バルセロナなど複数のビッグクラブも同選手に関心を寄せており、争奪戦は熾烈を極めそうだ。

なお、バイエルンのマックス・エーベルSDは、以前からグエイを高く評価している人物として知られており、すでに代理人サイドに接触したという報道もある。

ウパメカノが残留を決めたとしても、キム・ミンジェの去就次第ではグエイ獲得に踏み切る可能性もある。バイエルンは来夏、25歳のイングランド代表DFを迎え入れるために、韓国代表DFの放出を検討する可能性もあるようだ。

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バイエルンがマーク・グエイに注目する理由

ここ数年、マーク・グエイはプレミアリーグ屈指のセンターバックとして高い評価を受けている。クリスタル・パレスのオリバー・グラスナー監督は、移籍市場の最終日に代役を確保できなかったため、リバプールへの移籍を阻止した。

25歳のグエイは現在パレスのキャプテンを務めており、昨季のFAカップ制覇ではチームの中心として貢献。さらに今季のコミュニティ・シールドでもリバプール戦の勝利に貢献した。

クラブでの安定したパフォーマンスを背景に、イングランド代表でも守備の柱として定着。来年のワールドカップを前に、「スリーライオンズ」の最終ラインを支えるリーダーへと成長している。

バイエルンがグエイの獲得を狙う理由は明確だ。守備陣に確かなクオリティをもたらすうえ、ヴァンサン・コンパニ監督の戦術にも理想的にフィットする選手だからである。

ボール扱いが安定しており、後方から冷静にパスをつなげる。リスクを抑えた判断に優れ、相手のプレッシャーを受けても落ち着いて対応できる。スピードと機動力を生かしたカバーリングも光り、空中戦でも安定感を見せる。守備面だけでなく、ビルドアップにも貢献できるセンターバックとして評価を高めている。

現在、グエイはヨーロッパでもトップクラスのセンターバックの一人と見なされており、来夏にフリーで移籍可能となることから、多くのクラブが獲得に名乗りを上げている。

バイエルンとしては、来季にグエイとウパメカノを中心とした守備ラインを形成することを理想としているようだ。

原文:Bayern Munich plotting 2026 transfer plan for in-demand Premier League star
翻訳・編集:浄見耕志(スポーティングニュース日本版)

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Atrayo Bhattacharya

Atrayo Bhattacharya is a content producer for The Sporting News, working across English editions.

浄見耕志 Koushi Kiyomi

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。東京生まれ・東京育ち。スポーツとの出会いは、幼少期に夢中で観戦した大相撲。以来、欧州サッカーやF1を中心に幅広く観戦し、競技そのものだけでなく、その背景や文化にも強い関心を持つ。映画や音楽をはじめカルチャー全般を日常的に吸収し、雑誌文化にも親しんでいる。