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アデル? テイラー・スウィフト? マイリー・サイラス? それとも...第60回スーパーボウルのハーフタイムショーに出演するのは誰?

David Suggs

石山修二 Shuji Ishiyama

アデル? テイラー・スウィフト? マイリー・サイラス?  それとも...第60回スーパーボウルのハーフタイムショーに出演するのは誰? image

スポーツ・ファンには敬意を表するが、スーパーボウル当日、誰もがフットボールに惹かれてゲームを観ているわけではない。

試合は往々にして、その日の華やかな演出に次ぐ存在となる。まぶしい照明の中、CMは途切れることなく流れる。何もかもが華やかだ。

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中でもその日の音楽は人々の記憶に残る。スーパーボウルには毎年、独特のメロディが伴う。808やシンセサイザーの音が主役となる日もあれば、ホーンやギターの音色が特徴的な日もある。この13分間のスペクタクルは、アーティストと企業の双方にとってますます注目に値し、収益性の高いものとなっている。

第60回スーパーボウルも例外ではない。NFLはまだこの日のハーフタイムショーの出演者を発表していないが、間違いなく世界的なスーパースターが登場するだろう。

ここでは、その舞台に登場するのではと名前が挙がっているアーティストを紹介していく。

第60回スーパーボウルのハーフタイムショーを巡る噂

第60回スーパーボウルのハーフタイムショーの出演者には、アデル、テイラー・スウィフト、マイリー・サイラスの3名が候補として噂されている。いずれも業界を代表する大物アーティストであり、3人合わせて数十億回のストリーミング再生と数千万枚の売上を記録している。

さらに、ファンの間では他の名前も上がっており、誰がその座を射止めるのか、状況は不透明だ。

以下、アデル、スウィフト、サイラスらを含む第60回スーパーボウルのハーフタイムショー出演の可能性に関する最新の噂を紹介する。

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Adele

アデル

ニューヨーク・ポストのエンタメニュースサイト『Page Six』によれば、NFLは第60回スーパーボウルへの出演可能性についてアデルと交渉中だという。ただ、英国のポップ界のスターの出演はまだ正式に決定していないが、リーグ関係者は彼女の出演を魅力的に感じている。

アデルはかねてからハーフタイムショーの有力候補と見られてきた。グラミー賞を2012年にアルバム『21』で6部門、2017年にアルバム『25』で5部門受賞した彼女はフットボールファンではないとされるが、その圧倒的な歌声はハーフタイムショーの主催者を含む無数のファンを惹きつけてきた。2016年、アデルはファンに対し、第51回スーパーボウルの出演オファーを断ったことを明かしている。

「言っておくけれど、スーパーボウルには出ない。あのショーは音楽が主役じゃないし、私は踊ったりできないから。彼らは親切だったけれど断ったわ」とアデルは語っていた。

NFLとスーパーボウルハーフタイムショーの主要スポンサーだったペプシは、当時アデルの主張を否定した。

「我々は複数のアーティストとペプシ・スーパーボウルハーフタイムショーについて話し合いを行ってきた。しかし現時点でアデルや他の誰に対しても正式なオファーは出していない」とNFLは声明を出していた。

ロンドン出身の彼女はスポーツイベントで目立つ存在になっている。有名なスポーツエージェント、リッチ・ポール氏との恋愛関係も影響しているだろう。アデルは第58回スーパーボウルに訪れた時、リアーナを観るために来場したと語っている。

「リアーナのためだけに行く」とアデルは観客に言った。

「他のことはどうでもいいわ」

関連記事:2025年第59回スーパーボウルのハーフタイムショーは誰? 報酬・歴代出演者一覧

Taylor Swift 081625

© Denny Medley

テイラー・スウィフト

テイラー・スウィフトとカンザスシティ・チーフスのスターTEトラビス・ケルシーの関係は、NFLの懐を潤す助けになっている。第60回スーパーボウルで彼女がパフォーマンスを披露すれば、その利益は10倍にも膨れ上がる可能性がある。

NFLがスウィフトを熱望する理由は明白だ。彼女は間違いなく世界最大のポップスターであり、彼女が出演すればスーパーボウルに数百万人の視線を集めるだろう。彼女とハーフタイムショーのステージを結びつける具体的な証拠はまだ少ないが、NFLはスウィフトに対する姿勢を明確にしている。NFLコミッショナーのロジャー・グッデル氏は米ネットワーク局NBCの『Today』出演時にこう語った。

「彼女は非常に特別な才能の持ち主だ。当然、いつでも歓迎されるだろう」

Miley Cyrus

マイリー・サイラス

ここ数週間、サイラスが第60回スーパーボウルのハーフタイムショーに出演するとの噂が流れている。噂の発端は、X(旧Twitter)で拡散された投稿のようだ。それによると、ハーフタイムショーの主要スポンサーの一つあるApple Musicが、2026年のヘッドライナーとしてサイラスをほのめかしているという。

(🚨アップルミュージックは、マイリー・サイラスが2026年の#スーパーボウルハーフタイムショーのヘッドライナーを務めることをほのめかしているようだ)

サイラスのファンページが投稿したこのツイートは、3日間で1,200万回以上閲覧されたが、この投稿には明らかな問題点がある。画像の中に第60回スーパーボウルではなく、58を表すローマ数字『LVII』が使われている点だ。

それでもなお、ネット上の一部ではサイラスがスーパーボウル当日にマイクを握るかもしれないという期待が消えていない。

ちなみにサイラスにはこの大舞台でのパフォーマンス経験がある。彼女は2021年、第55回スーパーボウルのTikTokテールゲートでパフォーマンスを披露したことがある。

彼女はチーフスと49ersのファンの前で熱狂的なパフォーマンスを見せ、『Party in the U.S.A.』や『Wrecking Ball』などの代表曲を歌い上げた。

サイラスはスーパーボウルのハーフタイムショーに指名されるかどうかは予想の域を出ない。現時点ではこの件に関する報道はほとんどないからだ。だが物事は急速に進む。特にNFLに関することとなればなおさらだ。

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Metallica

メタリカ

意外に思う向きもあるかもしれないが、メタリカはスーパーボウルのハーフタイムショーを担当したことがない。2026年はその歴史に終止符を打つ年になるだろうか?

ドラマーのラーズ・ウルリッヒは、8月にハワード・スターン氏とのインタビューで立候補を表明した。

「もちろんやる」とウルリッヒはスターン氏のデジタルラジオ番組出演中に語った。

ウルリッヒらがこのステージを望む理由は明白だ。メタルバンドとして初めてスーパーボウルに出演できるだけでなく、2026年の開催地はサンフランシスコ・49ersの本拠地であるリーバイス・スタジアムであり、メタリカにとってはバンドの活動拠点だったサンフランシスコへの凱旋ライブとなる。

「俺たちは引き受けるし、それがサンフランシスコであればほんと夢のような話で、俺たちにふさわしい舞台だ」とウルリッヒは語った。

「何十年もサンフランシスコを代表して世界中で活動し、サンフランシスコとベイエリアへの愛を叫び続けてきた者にふさわしいステージだ」

メタリカが出演すれば、バンドとしては2016年のコールドプレイ以来、ロックバンドとしては2010年のザ・フー以来となる。決定はまだ下されていないが、第58回スーパーボウルでパフォーマンスを披露したアッシャーはメタリカの名を挙げている。

(独占🤔 どう思う?アッシャーは次回のスーパーボウル・ハーフタイムショーで、メタリカのクラシックなメタルサウンドを観たいと言っている!)

関連記事:スーパーボウル歴代優勝チーム一覧

2026年のスーパーボウル開催地は?

第60回スーパーボウルはカリフォルニア州サンタクララにあるサンフランシスコ・49ersの本拠地、リーバイス・スタジアムで開催される。同スタジアムは2016年にブロンコスがパンサーズを下した第50回スーパーボウルの舞台としてすでにスーパーボウル開催実績がある。

近年、西海岸はビッグゲームの開催地として人気が高まっている。過去4回のスーパーボウルでは3回が西海岸で開催された。

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過去のスーパーボウル・ハーフタイムショー出演者一覧

開催年出演者
11967アリゾナ大学とグランブリング州立大学のバンドによる「Super Sighs and Sounds」
21968グランブリング州立大学バンド
31969フロリダ A&M 大学のバンドとマイアミ地域の高校のバンドによる「America Thanks」
41970サザン大学バンド、アル・ハート、ライオネル・ハンプトン、ドク・セヴェリンセン、マルグリット・ピアッツァによる「Tribute to New Orleans」
51971サウスイースト・ミズーリ州立大学バンド
61972エラ・フィッツジェラルド、キャロル・チャニング、アル・ハート、米海兵隊訓練チームによる「Salute to Louis Armstrong」
71973ミシガン大学バンド、アンディ・ウィリアムズ、ウッディ・ハーマンによる「Happiness Is…」
81974テキサス大学バンドによる「ミュージカル・アメリカ」
91975マーサー・エリントンとグランブリング州立大学のバンドによる「Tribute to Duke Ellington」
101976Up With Peopleによる「200 Years and Just a Baby: A Tribute to America's Bicentennial」
111977ウォルト・ディズニー・プロダクションズによる「It's a Small World」
121978ピート・ファウンテン、アル・ハート、ザ・アパッチ・バンドによる「From Paris to the Paris of America」
131979ケン・ハミルトンと様々なバンドによる「Salute to the Caribbean」
141980アップ・ウィズ・ピープルによる「A Salute to the Big Band Era」
151981ピート・ファウンテンとサザン大学バンドによる「A Mardi Gras Festival」
161982アップ・ウィズ・ピープルによる「A Salute to the 60's and Motown」
171983「KaleidoSUPERscope」
181984ウォルト・ディズニー・プロダクションズによる「Salute to the Superstars of the Silver Screen」
191985トップス・イン・ブルーによる「A World of Children's Dreams」
201986アップ・ウィズ・ピープルによる「Beat of the Future」
211987ディズニーと高校バンドによる「Salute to Hollywood's 100th Anniversary and The Land of Make Believe」
221988チャビー・ チェッカー、88 グランド ピアノ、ロケッツ、南カリフォルニア大学とサンディエゴ州立大学のバンドによる「Something Grand」
231989「BeBop Bamboozled」
241990ダグ・ カーショー、イルマ・トーマスによる「Salute to New Orleans」とピーナッツ・キャラクター40周年
251991ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックによる「A Small World Salute to 25 Years of the Super Bowl」
261992グロリア・エステファン、フィギュアスケーターのブライアン・ボイタノ、ドロシー・ハミルによる「Winter Magic」
271993マイケル・ジャクソンによる「Heal the World」
281994クリント・ブラック、ターニャ・タッカー、トラヴィス・トリット、ワイノナ、ナオミ・ジャッドによる「Rockin' Country Sunday」
291995トニー・ベネット、パティ・ラベル、アルトゥーロ・サンドヴァル、マイアミ・サウンド・マシーンによる「Indiana Jones and the Temple of the Forbidden Eye」
301996ダイアナ・ロスによる「Take Me Higher: A Celebration of 30 Years of the Super Bowl」
311997ダダン・エイクロイド、ジョン・グッドマン、ジェームス・ベルーシ、ジェームス・ブラウン、ZZトップによる「Blues Brothers Bash」
321998ボーイズ II メン、スモーキー ロビンソン、クイーン ラティファ、マーサ リーブス、テンプテーションズによる「A Tribute to Motown's 40th Anniversary」
331999スティービー・ワンダー、グロリア・エステファン、ビッグ・バッド・ブードゥー・ダディ、サヴィオン・グローバーによる「Celebration of Soul, Salsa and Swing」
342000フィル・コリンズ、クリスティーナ・アギレラ、エンリケ・イグレシアス、トニ・ブラクストンによる「A Tapestry of Nation」
352001エアロスミス、ブリトニー・スピアーズ、メアリー J. ブライジ、ネリーによる「The Kings of Rock and Pop」
362002U2
372003シャナイア・トゥエイン、ノー・ダウト、スティング
382004ジャネット・ジャクソン、ジャスティン・ティンバーレイク、キッド・ロック、P・ディディ、ネリー、ジェシカ・シンプソンによる「Choose or Lose」
392005ポール・マッカートニー
402006ザ・ローリングストーンズ
412007プリンス
422008トム・ペティ & ザ・ハートブレイカーズ
432009ブルース・スプリングスティーン & The E Street Band
442010ザ・フー
452011ブラック・アイド・ピーズ(ゲスト:アッシャー、スラッシュ)
462012マドンナ (ゲスト: Cee Lo Green、LMFAO、M.I.A. 、ニッキー・ミナージュ)
472013ビヨンセ(ゲスト:デスティニーズ・チャイルド)
482014ブルーノ・マーズ(ゲスト:レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)
492015ケイティ・ペリー(ゲスト:ミッシー・エリオット、レニー・クラヴィッツ)
502016コールドプレイ(ゲスト:ビヨンセ、ブルーノ・マーズ)
512017レディー・ガガ
522018ジャスティン・ティンバーレイク
532019マルーン 5 (ゲスト:トラヴィス・スコット、ビッグ・ボーイ)
542020シャキーラ、ジェニファー ロペス(ゲスト:バッド・バニー、 J.バルヴィン)
552021ザ・ウィークエンド
562022ドクター・ドレー、スヌープ・ドッグ、エミネム、メアリー・J・ブライジ、ケンドリック・ラマー
572023リアーナ
582024アッシャー
592025ケンドリック・ラマー(ゲスト:SZA)
602026???

原文:Super Bowl halftime show rumors tracker: Latest news on Adele, Taylor Swift and other NFL options for 2026
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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David Suggs

David Suggs is a content producer at The Sporting News. A long-suffering Everton, Wizards and Commanders fan, he has learned to get used to losing over the years. In his free time, he enjoys skateboarding (poorly), listening to the likes of Stevie Wonder, Marvin Gaye and D’Angelo, and penning short journal entries.

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。