ニューヨーク・ヤンキースは2025年シーズン序盤、リーグで最も強力な打線を擁して地区首位を快走してきたが、直近の3試合の打線はまるでその脅威を感じさせなかった。
ヤンキースは3試合連続で無得点に終わり、現地15日(日)のレッドソックス戦以降30イニング連続無得点という状況が続いていた。
迎えた4試合目、18日(水)のエンゼルス戦、2回裏にジャズ・チザムJr.のソロホームランでようやくその不名誉な記録に終止符を打った。
1968年にシカゴ・カブスがメジャーリーグ記録となる48イニング連続無得点の記録を樹立してからほぼ60年が経過したが、ヤンキースの最近の連続無得点はチームのフランチャイズ記録に迫る勢いだった。
ヤンキース史上最長の連続無得点イニングは?
1試合平均で5.1点を叩き出し、ドジャース、カブスに次ぐメジャー3位の打棒を誇っているヤンキースは、日曜日のレッドソックス戦での2-0の敗戦以降、30イニング連続で得点できず、2016年以来初めて3試合連続で無得点に終わった。
水曜日のエンゼルス戦、その記録をストップしたのはチザムJr.のホームランだった。
All that Jazz 🎷 pic.twitter.com/esMmyT7OXo
— New York Yankees (@Yankees) June 18, 2025
ヤンキースは前日の火曜日の夜、この不振から抜け出すためにチームで話し合いを行ったと報じられている。コディ・ベリンジャーは、その時の内容を次のように語っている。
「自分たちが誰であるかを思い出し、これまでの方針を堅持し続けることだ」
Cody Bellinger on getting the bats going:
— YES Network (@YESNetwork) June 18, 2025
"We gotta get out of it... I got full confidence in the guys in here." pic.twitter.com/YTIzs3evkh
(コディ・ベリンジャーが打線の活性化について:「この状況から抜け出さないと…チームメイトたちには絶対の信頼を置いている」)
MLB史上最長の連続無得点イニングは?
メジャーリーグ(MLB)史上最長の連続無得点イニング記録は48イニングで、1968年のシカゴ・カブスと1906年のフィラデルフィア・アスレティックス(現アスレティックス)が記録している。
ヤンキースは水曜日の試合で早々に得点したことで、2025年シーズンにレッズが開幕から記録した35イニング連続無得点の記録を破ることもなかった。
原文:Longest MLB scoreless streaks: How Yankees' 30 consecutive shutout innings compare to all-time records
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
MLB関連記事
- ラファエル・デバースがジャイアンツでは一塁へのコンバートも受け入れる姿勢を表明
- レッドソックスのラファエル・デバース放出で思い出されるムーキー・ベッツのトレードの苦い経験
- ドジャースのムーキー・ベッツがラファエル・デバースのトレードにコメント
- MLB(メジャーリーグ)の中継はAmazonプライムビデオで視聴可能?メリットやデメリットも紹介!
- Apple TV+で毎週MLB中継 大谷翔平の試合配信も予定される『フライデーナイトベースボール』とは?