カル・ラリーの存在は際立っている。
このシーズン、シアトル・マリナーズのキャッチャーにはこの言葉が何度となく繰り返されるだろうが、現地8日(火)の夜にはまさにその言葉がぴったりだった。
1998年のシーズン最多本塁打を巡る歴史的なシーズンの中、ケン・グリフィーJr.はオールスターブレイク前に35本のホームランを打った。
だがラリーはグリフィーjr.を含め、マリナーズのチーム史上誰もなし得なかったパワフルな打撃をシーズン前半を通じて見せ続けた。
そして火曜日の夜、ラリーは今季36号のホームランを放ち、グリフィーJr.が保持していたチーム記録を破った。
Cal Raleigh passes Ken Griffey Jr. for the most home runs hit by a Mariner before the All-Star break! #TridentsUp pic.twitter.com/TZ801UvzZJ
— Seattle Mariners (@Mariners) July 9, 2025
(カル・ラリーがケン・グリフィーJr.を抜いて、オールスターブレイク前のホームラン数でマリナーズ史上最多記録を達成)
記録的なホームランはアーロン・ジャッジのホームランに応える1発でもあった。
ヤンキースのスーパースターは約30分前に今季34号のホームランをライトスタンドに放ち、ラリーに1本差と迫っていた。
Home run No. 34 for Aaron Judge! pic.twitter.com/MIYKbItQFU
— MLB (@MLB) July 9, 2025
(アーロン・ジャッジの今季34号!)
しかし、ラリーもまた豪快なスイングでヤンキー・スタジアムのライトスタンド2階席に打ち込み、リードを再び2本に広げた。
この2人によるパワーレースは当分衰える気配はなさそうだ。
原文:Mariners' Cal Raleigh breaks Ken Griffey Jr.'s incredible franchise homer record
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
MLB関連記事
- マリナーズのカル・ラリーはホームランダービーで8歳の時の『予告』を実現できるか?
- 大谷翔平がミジオロウスキーから今季31号を放ち、オールスター前のホームラン数のチーム記録を更新
- 【随時更新】MLBオールスターゲーム2025 出場選手一覧|出場選手の選出の仕組みは?
- 【随時更新】ホームランダービーの出場者は誰?|MLBオールスターウィークエンド
- Apple TV+で毎週MLB中継 大谷翔平の試合配信も予定される『フライデーナイトベースボール』とは?