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ブルワーズの新人投手ジェイコブ・ミシオロウスキーが2試合目も歴史的な快投を継続

石山修二 Shuji Ishiyama

Dana Becker

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ジェイコブ・ミシオロウスキーという名前は長く、綴りも難しいが、今のうちに覚えておいた方が良さそうだ。ミルウォーキー・ブルワーズのルーキーは現地20日(金)の夜、1900年以来誰も成し遂げていない快挙を成し遂げた。

この日、ミシオロウスキーはミネソタ・ツインズを相手に7回に入るまで完全試合を継続し、ブルワーズは17対6の大差で勝利を収めた。そのスコアも印象的だが、ミシオロウスキーの投球はさらに素晴らしかった。

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身長2メートルの長身右腕は、試合開始から6回までノーヒットを継続し、6月12日のセントルイス・カージナルス戦で負傷退場するまで記録していた5回ノーヒットと合わせて、メジャーリーグ・デビューから11イニング連続ノーヒットを継続した。

1900年以降、先発投手がこれほど長くノーヒットを継続したのはミシオロウスキーが初だ。

また彼はこの試合で6三振を奪ったが、圧巻だったのはウィリー・カストロを96マイルのスライダーで空振りの三振に打ち取った時、空振りしたカストロは勢い余って尻餅をついた。

11イニングを通じて、ミシオロウスキーが打たれたヒットはホームランの1安打のみ、自責点2で、11奪三振と好投を続けている。メジャーリーグで2試合に登板し、勝利数(2勝)が被安打数(1安打)を上回った投手もこれまた、1900年以降ではミシオロウスキーひとりしかいない。

この試合はツインズのホーム、ターゲット・フィールドで行われたが、多くのブルワーズ・ファンがスタンドに詰めかけた。7回裏に四球を許した後、マット・ウォルナーに本塁打を打たれて降板した際、ミシオロウスキーはスタンディング・オベーションで送られた。

ミシオロウスキーは100マイル(約160キロ)を超えるボールを29球を投げ、その29球中12球は101マイル(約162キロ)越え、最高速度は102.1マイル(約164キロ)を記録した。

23歳のミシオロウスキーは、メジャー昇格前にも3Aで13試合に登板して80奪三振を記録する圧倒的な投球を披露していた。彼はクロウダー・カレッジで過ごした後、2022年のMLBドラフトで全体63位で指名された。

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原文:Jacob Misiorowski makes MLB history on the mound
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Dana Becker

Dana Becker is a freelance writer with The Sporting News. He has been a sports writer since 2000, covering high school sports, the Big 12 and more for On SI, The Fort Dodge Messenger, Mason City Globe-Gazette, Cedar Rapids Gazette and others.