本サイトに掲載されているリンクから商品の購入やサービスの契約をされた場合、本サイトが収益を得ることがあります。

パイレーツのポール・スキーンズが先発39試合でMLB史に残る歴史的なキャリアの幕開けを記録

Billy Heyen

石山修二 Shuji Ishiyama

パイレーツのポール・スキーンズが先発39試合でMLB史に残る歴史的なキャリアの幕開けを記録 image

これまでポール・スキーンズのような投手はいなかったと感じているかもしれない。事実その通りだ。

ピッツバーグ・パイレーツのエースは、MLB史上最高のキャリアのスタートを切った投手となった。

▶MLBグッズをAmazonでチェック!

少なくとも、防御率と奪三振数を組み合わせた時、スキーンズはメジャー史上で前例のない存在となっている。

メジャー初登板以来39試合の先発で、スキーンズは276奪三振、防御率1.91を記録している。ニューヨーク・タイムズ』によると、キャリア最初の39試合の登板で275以上の奪三振と2.00未満の防御率を記録した投手はスキーンズ以前には存在しない。

これだけの投球を見せつつも、スキーンズはなかなか勝ち星を伸ばすことができていないが、それはまた別の話だ。

スキーンズは球速100マイル(約160キロ)にまで達する「スプリンカー」(シンカー x スプリッター)という球を武器に、ストライクゾーンを鋭く切り裂く。

すべての球種が素晴らしい上、恵まれた体格と耐久力も兼ね備えている。

もし投手がバッターボックスに立つ時代だったら、スキーンズは打者としても実力を発揮していただろう。空軍士官学校時代、キャッチャー兼クローザーとしてプレーしていたスキーンズは、バッターとしても活躍していたからだ。

野球の投手としてその運動能力を最大限に発揮することを選んだ最高のアスリート、それがスキーンズだと言える。

この先もマウンドに立つたび、スキーンズはパイレーツ、そしてリーグの新たな歴史を塗り替えていくに違いない。

▶土曜の朝はApple TV+でMLB中継! まずは7日間無料トライアル

原文:Pirates' Paul Skenes off to best 39-game start to pitching career in MLB history
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


MLB関連記事

Billy Heyen

Billy Heyen is a freelance writer with The Sporting News. He is a 2019 graduate of Syracuse University who has written about many sports and fantasy sports for The Sporting News. Sports reporting work has also appeared in a number of newspapers, including the Sandusky Register and Rochester Democrat & Chronicle

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。