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ドジャースの山本由伸が『イマキュレート・イニング』のチャンスを微妙な判定で逃す

Billy Heyen

石山修二 Shuji Ishiyama

ドジャースの山本由伸が『イマキュレート・イニング』のチャンスを微妙な判定で逃す image

それは完璧な投球だった。

だが残念ながら、審判の判定は違っていた。

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ドジャースの山本由伸は現地19日(木)の夜、パドレス戦の3回表に8球連続のストライクで2つの三振を奪い、3人目の打者に対してもカウント0-2と追い込んでいた。

そして9球目、山本は高めに96マイル(約154キロ)の速球を投げ込んだ。テレビ画面に映し出されるストライクゾーンで見る限り明らかにストライクだった。

しかし、フェルナンド・タティスJr.が見送った球はストライクと判定されなかった。

結果として、山本は今季1度しか記録されていない『イマキュレート・イニング(3者連続三球三振の9球でイニングを終えること)』達成のチャンスを逸することとなった(現地5月18日、マーリンズのキャル・クワントリル)。

(判定がストライクだったら、山本由伸はイマキュレート・イニング達成だった)

山本はその後、タティスJr.をスイングアウトの三振に切ってとった。

結果として、9球、ストライク9つ、3三振という完璧なイニングは実現せず、山本は11球で3者連続三振をマークした。

危険な打者を相手に無失点で切り抜けたことは幸いだった。だが、山本とキャッチャーのウィル・スミスはその瞬間、何を逃しのたか知っていたに違いない。

『Baseball Almanac』によれば『イマキュレート・イニング』を達成した投手はMLB史上で115人、山本がその歴史に名を刻む機会を逸したことは残念でならない。

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原文:Dodgers' Yoshinobu Yamamoto robbed of rare MLB history by terrible umpire call
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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Billy Heyen

Billy Heyen is a freelance writer with The Sporting News. He is a 2019 graduate of Syracuse University who has written about many sports and fantasy sports for The Sporting News. Sports reporting work has also appeared in a number of newspapers, including the Sandusky Register and Rochester Democrat & Chronicle

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。