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ブルワーズのトッププロスペスト、ジェイコブ・ミシオロウスキーがMLB初登板でノーヒッター継続中に無念の降板

石山修二 Shuji Ishiyama

Daniel Mader

ブルワーズのトッププロスペスト、ジェイコブ・ミシオロウスキーがMLB初登板でノーヒッター継続中に無念の降板 image

現地12日(木)、ミルウォーキー・ブルワーズのトッププロスペクトが待望のメジャーリーグ・デビューを果たした。

MLB Pipeline』で68位にランクするプロスペクト、ジェイコブ・ミシオロウスキーは今週初めにメジャーリーグに昇格すると、木曜日のカーディナルズ戦で先発投手に指名された。

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ミシオロウスキーは5イニングをノーヒットに抑え、MLBデビュー史上初の快挙に近づいていたものの、怪我のため試合を続行することはできなかった。

ジェイコブ・ミシオロウスキーとは?

ミシオロウスキーは、大学時代にクラウダー大とルイジアナ州立大でプレーした右投手で、2022年MLBドラフトの全体63位でブルワーズに指名された。ミルウォーキーの2022年ドラフトクラスでは最高額となる235万ドル(1ドル143円換算で約3億3605万円)の契約を結んでいる。

その後、ミシオロウスキーは2023年に2A、2024年に3Aに昇格、マイナーリーグを比較的早いペースで昇格してきた。

身長6フィート7インチ(約2メートル)のミシオロウスキーが全身をフルに使って投げ込む97~99マイル(約157〜159キロ)の速球は、対戦する打者にとって大きなチャレンジとなっている。

デビュー戦でのミシオロウスキーのスタッツ

  • 投球回数:5回+
  • 投球数:81
  • 自責点:0
  • 被安打:0
  • 四球:4
  • 奪三振:5

ミシオロウスキーは、メジャーリーグ初登板となる5イニングで最高に近いパフォーマンスを見せた。5イニングを無安打に抑え、4人の打者を四球で出塁させたものの、カージナルスの打者5人から三振を奪い、トッププロスペクトとしての素質を存分に見せた。

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(ジェイコブ・ミシオロウスキーのMLBで初登板は被安打ゼロ。5回被安打ゼロ、自責点ゼロ、5奪三振球

MLBデビューの最初の3球は全て100マイル(約160キロ)を超えていた。

(必見:ジェイコブ・ミシオロウスキーのMLBでの最初の3球は100マイル🔥102マイル🔥101マイル🔥)

キャリア最初の奪三振はスライダーで奪った。

ジェイコブ・ミシオロウスキー、圧巻の96マイルのスライダー😲 MLBで最初の奪三振)

他のバッターに対してはチェンジアップで三振を奪う。

ジェイコブ・ミシオロウスキー、信じられない92マイルのチェンジアップ😲 その実力を誇示)

5回に奪ったこの日最後の三振は100マイルの速球だった。

(ジェイコブ・ミシオロウスキー、101マイル⛽️ 5回までに5奪三振...そして🤫)

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ミシオロウスキーは6回表の最初の打者と対戦した時点で81球を投げていたが、降板の理由は投球数ではなかった。完投する可能性は低かったとはいえ、ノーヒッターを続けていた中で降板したのはマウンドで足首を捻ってしまったためだった。

ミシオロウスキーは投球後、マウンドに戻ろうとしたところでスパイクを地面に引っかけてしまい足首を捻った。その後、トレーナーとコーチングスタッフと相談した上でノーヒッター継続中ではあったものの交代となった。

(ジェイコブ・ミシオロウスキーがマウンドで足首を捻り降板。MLBのデビュー戦で6回までノーヒッターを継続中だった)

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ジェイコブ・ミシオロウスキーのマイナーリーグでのスタッツ

年度レベル勝敗投球回数防御率奪三振数四球
2022A0-01.25.4037
2023A, A+, AA4-271.13.4111042
2024AA, AAA3-597.13.3312760
2025AAA4-263.12.138031

原文:Jacob Misiorowski injury update: Brewers top prospect exits MLB debut with no-hitter intact
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Daniel Mader

Daniel Mader is a Content Producer for The Sporting News. He joined SN in 2024 as an editorial intern following graduation from Penn State University. He has previously written for Sports Illustrated, NBC Sports, the Centre Daily Times, the Pittsburgh Post-Gazette, The Daily Collegian and LancasterOnline. Daniel grew up in Lancaster, Penn., with a love for baseball that’ll never fade, but could also talk basketball or football for days.