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ガーディアンズが劇的サヨナラ勝利で最大15.5ゲーム差を跳ね返してプレイオフ進出を確定

Dan Treacy

石山修二 Shuji Ishiyama

ガーディアンズが劇的サヨナラ勝利で最大15.5ゲーム差を跳ね返してプレイオフ進出を確定 image

クリーブランド・ガーディアンズの奇跡的な逆転劇は最後まで劇的だった。

ガーディアンズがプレーオフ進出を決めるとは夏の時点で誰も予想していなかった。だがチームはシーズン終盤にかけて驚異的な快進撃を見せ、最大15.5ゲーム差という劣勢を跳ね返し、ついにアメリカン・リーグ中部地区の首位に並んだ。

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地区優勝の行方は日曜の最終戦次第となるが、ひとまず土曜日の勝利でガーディアンズはポストシーズン出場の切符を勝ち取った。

その決着は、ここまでの戦い通り劇的なものだった。

土曜日のガーディアンズとテキサス・レンジャーズの試合は、4回表にレンジャーズのアドリス・ガルシアが放ったホームランで2対2の同点となって以降、こう着状態となった。9回裏、アンヘル・マルティネスとホセ・ラミレスが倒れ、2アウトとなった時点では誰もが延長戦にもつれ込むと考えていた。

そこからジョナサン・ロドリゲスが四球で出塁し、クリーブランドがチャンスの糸口をつかんだ。カイル・マンザードがシングルヒットで続くと、レンジャーズはガブリエル・アリアスを四球で歩かせ、二死満塁で新人C.J.ケイファスとの勝負となった。

だが、ケイファスは何もする必要はなかった。

ケイファスは2球目にレンジャーズのリリーフ投手ロバート・ガルシアから死球を受け、メジャー5試合目の代走のピーティー・ハルピンが決勝のホームを踏んでサヨナラ勝ちを収めた。ガーディアンズは終盤4イニングでレンジャーズ投手陣からわずか1安打しか打つ事ができなかったが、劇的なポストシーズン進出を決めた。

クリーブランドの劇的の逆転劇は、ポストシーズン進出という予想外の快進撃にふさわしい結末だった。ガーディアンズは7月6日時点で40勝48敗と苦戦していた。そして7月下旬には守護神のエマニュエル・クラセが賭博疑惑でチームを離れ、トレードデッドラインではほとんど動きを見せる事がなく、9月4日時点でもまだ勝率5割を下回っていた。

そこから23日後、ガーディアンズはポストシーズン進出を決め、2年連続のアメリカン・リーグ中部地区優勝目前まで迫っている。

ガーディアンズのプレイオフでの対戦相手は?

ガーディアンズはワイルドカード・シリーズに出場することになるが、その対戦相手がデトロイト・タイガースになるか、ボストン・レッドソックスになるかはまだ未定だ。

もしガーディアンズが日曜日に勝利し、地区優勝を果たした場合、対戦相手はタイガースとレッドソックスの試合の敗者となり、試合はクリーブランドで行われることになる。

日曜日にガーディアンズが負けた場合、対戦相手はタイガースの成績次第となる。タイガースが勝てば、タイガースがアメリカン・リーグ中部地区優勝を勝ち取る。その場合、ガーディアンズは6番シードとしてデトロイトでワイルドカードシリーズを戦う。タイガースが負けた場合、中部地区の優勝はガーディアンズとなり、ホームでタイガースとワイルドカードシリーズを戦うことになる。

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原文:See the unbelievable way Guardians clinched a playoff spot to complete improbable run
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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Dan Treacy

Dan Treacy is a content producer for Sporting News, joining in 2022 after graduating from Boston University. He founded @allsportsnews on Instagram in 2012 and has written for Lineups and Yardbarker.

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。