ナショナル・リーグ中部地区優勝を決め、フィラデルフィア・フィリーズとの激しいナンバー1シード争いも制したミルウォーキー・ブルワーズに、絶好のタイミングで主力選手が戻ってきそうだ。
右屈筋の負傷で1ヶ月以上離脱していた抑え投手トレバー・メギルの復帰が近づいてきており、早ければ現地28日(日)のレギュラーシーズン最終戦、シンシナティ・レッズ戦でテスト登板する可能性も見えてきた。
メギルは8月24日以来登板しておらず、ブルワーズはオールスター級のストッパー抜きでシーズン終盤戦を戦ってきた。メギルは故障者リストに入るまでにリリーフ陣の要として防御率2.54、30セーブの活躍を見せていた。しかし故障前の最後の登板では不安定な投球が続き、4試合で3度のセーブ失敗を喫していた。
金曜日、メギルは実戦形式の練習で打者と対戦した。その内容に手応えを感じたチームは、ディビジョンシリーズに向けてロスターを確定する前に、少しでも実際の試合でも投げさせたいと考えている。
パット・マーフィー監督は、ポストシーズンに向けてメギルが日曜日に登板する必要はないと述べたが、実際の試合での投球を見れば貴重な判断材料になると付け加えた。
「彼にとっても、我々にとっても有益だ」とマーフィー監督は語った。
ブルワーズでポストシーズンへ向けた復帰を目指している選手はメギルだけではない。ベテラン左腕のホセ・キンタナも左ふくらはぎの肉離れから回復中だが、同じく金曜日に次戦形式の練習に登板しており、10月には復帰予定だ。
ナ・リーグ中部地区を制したミルウォーキーにとって、彼らの復帰は大きなプラスとなる。特に身長203cmの長身右腕メギルがシーズン序盤の調子を取り戻せば、ブルワーズのブルペンはプレイオフ出場チームの中でも屈指の危険なユニットとなるだろう。
原文:Milwaukee Brewers set to regain massive lift before playoffs begin
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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