「好投に惑わされるな」ドジャース・ロバーツ監督に警鐘? ポストシーズンでの起用控えるべき選手は

柴田雅人 Masato Shibata

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ロサンゼルス・ドジャースは日本時間10月1日(現地時間9月30日)から、ポストシーズンの戦いに突入する。チームを率いるデイブ・ロバーツ監督の戦力運用、特に不安を抱えるブルペン陣をどう再構築するかは注目されているが、ジャスティン・ロブレスキについては構想に入れるべきではないという意見があるようだ。米メディア『ドジャースウェイ』が報じている。

ドジャースのブルペン陣は9月に入り、タナー・スコット、カービー・イェーツ、ブレイク・トライネンといった投手の不振が深刻化。目前に迫るポストシーズンに向け、テコ入れが必要不可欠な状況となっているが、ロブレスキもテコ入れ要員候補の1人とみられている。

9月のロブレスキは同17日(16日)のフィラデルフィア・フィリーズ戦は0.1回5失点と打ち込まれたが、それ以外は7試合、11.1回を投げ1失点に抑えている。同25日(24日)のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦では1点リードの延長11回に起用されたが、1回無失点、被安打0、2奪三振と好投を見せ今季2セーブ目を記録した。

一見すると勝ちパターンで使ってもいいような調子に見えるロブレスキだが、同メディアは「2025年のポストシーズンロースターから外すべきドジャース選手3人」と題した記事で、3人の内の1人としてロブレスキを選出した。

起用を避けるべき理由について、同メディアは「今季のロブレスキは特定の局面ではリリーフとして活躍したものの、ポストシーズンのロースター入りを勝ち取るにはまだ実績が不足している。数週間前ならまだ可能性があったが、同25日(24日)の試合で佐々木朗希がリリーフで好投した(1回無失点、被安打0、2奪三振)こと、さらにクレイトン・カーショーもリリーフの準備が整っているように見える(1回無失点、被安打0)ことから、彼は落選する可能性が高い」と説明。

また、「ロブレスキは7月初めから主にロングリリーフとして登板しているが、29回1/3イニングを投げ防御率は4.91だ。同25日(24日)のダイヤモンドバックス戦で彼が見せた好投に惑わされるな。ポストシーズンのロースターからは外すのが妥当だ」と、直近の調子を信用しすぎるのはリスキーだとも指摘している。

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柴田雅人 Masato Shibata

スポーティングニュース日本版スポーツコンテンツライター。福岡県出身。幼少期から相撲、野球、サッカーを中心に幅広くスポーツを観戦。大学卒業後からライター活動を開始し、主にスポーツ記事の企画立案、取材、執筆などに携わる。現在もスポーツ観戦が一番の趣味で、複数競技を同時に視聴することもしばしば。