サンフランシスコ・ジャイアンツはレッドソックスとのトレードでラファエル・デバースを獲得しただけでなく、レッドソックスが欲しがっていた選手の放出を拒否してこのトレードを優位にまとめていた。
レッドソックスはデバース放出の交換要員としてジャイアンツのプロスペクト、ブライス・エルドリッジを欲しがっていたが、ジャイアンツはこれを断固として拒否した。
火曜日の夜、その判断は正しかったように思われた。
デバースがオラクル・パークの一番深い場所に二塁打を放った日、3Aのサクラメントでは20歳のエルドリッジがホームランを放っていた。
BRYCE BOMBBBBBBB 💣
— Sacramento River Cats (@RiverCats) June 18, 2025
A home-run from Bryce Eldridge adds 2 more to the board for the River Cats!! pic.twitter.com/0bHC3phqm2
(ブライス・ボム💣 ブライス・エルドリッジのホームランでリバーキャッツが2点を追加!!)
エルドリッジは現在のメジャーリーグで一塁手のトップ・プロスペクトと考えられている。
その称号を得るには、世界でもトップクラスのスラッガーとなれるだけの可能性を示す必要がある。身長2メートル、109キロの体躯を誇る左打者のエルドリッジにはその要素が備わっていると思われる。
今季も決して好調なシーズンを送っているとは言えないまでも、エルドリッジはここまでマイナーリーグで171打席に立ち10本塁打を記録している。マイナーリーグでのキャリア通算OPSは.870を記録している。
ゆくゆくはエルドリッジの存在がデバースのポジションを左右する可能性が高い。一方は指名打者として固定され、もう一方が一塁手を務めることになるだろう。
しかし、その時が来たとしてもジャイアンツはレッドソックスよりもその状況に上手く対応できるだろう。
重要な点は、彼らが今この時点でエルドリッジを手放さずに済んだことだ。近い将来、エルドリッジがマッコビー・コーブにホームランを打ち込む日が訪れるに違いない。
原文:Giants' Bryce Eldridge proves he's the other best part of the Rafael Devers trade
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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