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ラファエル・デバースのトレードでジャイアンツが死守したプロスペクトとは?

Billy Heyen

石山修二 Shuji Ishiyama

ラファエル・デバースのトレードでジャイアンツが死守したプロスペクトとは? image

サンフランシスコ・ジャイアンツはレッドソックスとのトレードでラファエル・デバースを獲得しただけでなく、レッドソックスが欲しがっていた選手の放出を拒否してこのトレードを優位にまとめていた。

レッドソックスはデバース放出の交換要員としてジャイアンツのプロスペクト、ブライス・エルドリッジを欲しがっていたが、ジャイアンツはこれを断固として拒否した。

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火曜日の夜、その判断は正しかったように思われた。

デバースがオラクル・パークの一番深い場所に二塁打を放った日、3Aのサクラメントでは20歳のエルドリッジがホームランを放っていた。

(ブライス・ボム💣 ブライス・エルドリッジのホームランでリバーキャッツが2点を追加!!)

エルドリッジは現在のメジャーリーグで一塁手のトップ・プロスペクトと考えられている。

その称号を得るには、世界でもトップクラスのスラッガーとなれるだけの可能性を示す必要がある。身長2メートル、109キロの体躯を誇る左打者のエルドリッジにはその要素が備わっていると思われる。

今季も決して好調なシーズンを送っているとは言えないまでも、エルドリッジはここまでマイナーリーグで171打席に立ち10本塁打を記録している。マイナーリーグでのキャリア通算OPSは.870を記録している。

ゆくゆくはエルドリッジの存在がデバースのポジションを左右する可能性が高い。一方は指名打者として固定され、もう一方が一塁手を務めることになるだろう。

しかし、その時が来たとしてもジャイアンツはレッドソックスよりもその状況に上手く対応できるだろう。

重要な点は、彼らが今この時点でエルドリッジを手放さずに済んだことだ。近い将来、エルドリッジがマッコビー・コーブにホームランを打ち込む日が訪れるに違いない。

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原文:Giants' Bryce Eldridge proves he's the other best part of the Rafael Devers trade
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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Billy Heyen

Billy Heyen is a freelance writer with The Sporting News. He is a 2019 graduate of Syracuse University who has written about many sports and fantasy sports for The Sporting News. Sports reporting work has also appeared in a number of newspapers, including the Sandusky Register and Rochester Democrat & Chronicle

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。