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【2025年】夏の甲子園&全49地方大会 公立校最高成績一覧|107回全国高校野球選手権大会

阿部泰斉 Taisei Abe

【2025年】夏の甲子園&全49地方大会 公立校最高成績一覧|107回全国高校野球選手権大会 image

Jiji Press

横浜対県岐阜商 サヨナラのホームインを踏み、喜びを表現する県岐阜商・和田

第107回全国高校野球選手権大会が開催中。県岐阜商(岐阜)が春王者で春夏連覇に挑んだ横浜(神奈川)に勝利し、夏の甲子園で公立校が6年ぶりの4強入りを決めた。

ここでは2025年夏の高校野球全49地方大会において、最高成績を残した公立校を一覧にしてまとめる。


2025夏の公立校最高成績は県岐阜商 2019年明石商以来6年ぶり4強入り

県岐阜商が4強入り。公立校としては2019年ベスト4の明石商(兵庫)以来、6年ぶりの甲子園4強入りを決めた(2020年は新型コロナウイルス感染拡大により中止)。

決勝進出は2018年準優勝の金足農業(秋田)。甲子園優勝は2007年佐賀北(佐賀)が最後となっている。

2025年夏の甲子園 公立校の最新結果一覧

2025年の夏甲子園に出場した公立校全6校の最新の結果は以下の通り。

県岐阜商(岐阜):準決勝進出

1回戦は日大山形(山形)に6-3で勝利。2年生エース柴田蒼亮投手が9回135球の完投劇をみせた。

2回戦は東海大熊本星翔(熊本)に4-3と接戦の末勝利。またも柴田投手が9回134球の完投劇で勝利を呼んだ。

3回戦は明豊(大分)に3-1で勝利。豊吉勝斗投手、渡辺大雅投手、柴田投手による2年生トリオの継投で、今大会2試合で12得点の強力打線を1点に抑えた。

準々決勝では横浜(神奈川)に8-7で延長11回サヨナラ勝ちを決めた。10回には3点ビハインドを許したが、無死満塁から小鎗稜也捕手(3年)が走者一掃の3点適時打を放ち、同点。続く11回2死一、三塁から4番の坂口路歩内野手(3年)が左前へサヨナラ適時打を放った。

準決勝では日大三(西東京)と対戦する。

佐賀北(佐賀):2回戦敗退

1回戦は青藍泰斗(栃木)に5-4で延長10回サヨナラ勝ち。全国制覇を果たした2007年以来、18年ぶりに甲子園で白星をつかんだ。10回1死満塁から2番の山下泰槻外野手(2年)がサヨナラスクイズを決めた。

2回戦では明豊に1-6で敗れた。

鳴門(徳島):2回戦敗退

1回戦は天理(奈良)に5-4で勝利。5番投手で先発出場したの橋本朋来(3年)が投打に活躍。投げては9回157球完投、打っては1-3と2点ビハインドの4回無死一塁から左翼席へ同点2ランを放った。

2回戦では沖縄尚学(沖縄)に0-3で敗れた。

市船橋(千葉):1回戦敗退

明豊に2-6で敗退。序盤から明豊に主導権を握られる展開となったが、終盤に2点を奪うと9回にも得点圏の好機を作るなど、最後まで諦めない姿勢を貫いた。

宮崎商(宮崎):1回戦敗退

開星(島根)に5-6と接戦の末、延長10回サヨナラ負け。2点ビハインドの9回から同点に追いつく粘り強さをみせた。

金足農(秋田):1回戦敗退

沖縄尚学に0-1と接戦の末、敗退。現オリックス・吉田輝星を兄に持つ吉田大輝投手(3年)も登板し、3回1/3を4安打2奪三振1失点と粘投した。

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2025年夏 49地方大会 公立校の最高成績一覧

※太字は甲子園出場とその最終成績
都道府県校名成績
北北海道士別翔雲準決勝敗退
南北海道知内準々決勝敗退
青森青森北準決勝敗退
岩手久慈準決勝敗退
秋田金足農1回戦敗退
山形山形南準決勝敗退
宮城仙台一準決勝敗退
福島光南準決勝敗退
茨城藤代決勝敗退
栃木宇都宮工準決勝敗退
群馬高崎準決勝敗退
埼玉伊奈学園準々決勝敗退
千葉市船橋1回戦敗退
東東京江戸川準々決勝敗退
西東京小平西、府中東、東大和南5回戦敗退
神奈川川和5回戦敗退
山梨甲府工準決勝敗退
新潟六日町、十日町準々決勝敗退
長野屋代、長野工、長野西、伊那北準々決勝敗退
富山高岡商決勝敗退
石川小松工、金沢商準々決勝敗退
福井坂井準決勝敗退
静岡静岡決勝敗退
愛知西春、安城5回戦敗退
岐阜県岐阜商準決勝進出
三重津商決勝敗退
滋賀八日市準決勝敗退
京都鳥羽決勝敗退
大阪豊中準々決勝敗退
兵庫小野準決勝敗退
奈良橿原準決勝敗退
和歌山星林決勝敗退
岡山玉野光南、倉敷商準決勝敗退
広島広島商、広島工、準々決勝敗退
鳥取鳥取西決勝敗退
島根松江南決勝敗退
山口南陽工決勝敗退
香川観音寺一準決勝敗退
徳島鳴門2回戦敗退
愛媛松山商決勝敗退
高知中村準決勝敗退
福岡福岡工準決勝敗退
佐賀佐賀北2回戦敗退
長崎小浜準決勝敗退
熊本熊本工準決勝敗退
大分大分舞鶴決勝敗退
宮崎宮崎商1回戦敗退
鹿児島鹿児島工、出水工、加治木準々決勝敗退
沖縄宜野座準決勝敗退

2025年夏の高校野球地方大会では、公立校の優勝は6校。準優勝は11校の結果だった。西東京、神奈川、愛知の3大会はいずれも16強止まり。西東京は1980年の国立、神奈川は1990年の横浜商、愛知は2008年大府(東愛知)を最後に、公立校は夏甲子園出場から遠ざかっている。


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阿部泰斉 Taisei Abe

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。法大を卒業後、スポーツ新聞社に就職。アマチュア野球、競馬の担当を経て2024年に退職。現在はお笑い芸人として日々鍛錬を積んでいる。新聞社時代、野球担当では高校までの野球部経験を活かして甲子園取材を経験。競馬担当では美浦トレーニングセンターでの日々の調教から、競馬場でのレース取材まで幅広く担当。結果を出す馬の特徴を研究した。