イングランド代表は10月14日(日本時間15日)、リガのダウガバ・スタジアムで行われたワールドカップ予選でラトビアに5-0の大勝を収めた。
26分にアンソニー・ゴードンが先制点を挙げると、キャプテンのハリー・ケインが前半のうちに2得点を記録。後半にはラトビアのオウンゴールで4点目を奪い、終盤の86分にはエベレチ・エゼがダメ押しゴールを決めた。
イングランドはヨーロッパ勢で最も早く、2026年のFIFAワールドカップ(W杯)出場を決め、8大会連続の本大会出場が確定した。トーマス・トゥヘル監督の下で戦うチームは、W杯予選6試合を終えていまだ無失点を維持している。
さらにこの日、ケインはイングランド代表「スリー・ライオンズ」に新たな記録を打ち立てた。ラトビア戦で2得点を挙げたことで、1試合で複数得点を記録した試合が通算13試合に到達。これはナット・ロフトハウス氏(12試合)を上回る歴代単独トップの記録となった。
現在32歳のケインは、代表通算76得点(110試合)でイングランド史上最多得点者。出場試合数でも歴代5位につけており、125試合に出場した元GKピーター・シルトン氏の最多出場記録を射程圏に捉えている。
ケイン「2試合を残しての予選突破は素晴らしい成果」
ラトビア戦後、ハリー・ケインは2試合を残してワールドカップ本大会出場を決めたことについて「素晴らしい成果だ」と喜びを語った。
「また一つの大会に出場できる。前にも言ったけど、僕たちは簡単そうに見せているけど、実際は本当に難しい。どの試合も、どのグループも簡単ではない。毎試合しっかり集中する必要があるし、今日は非常に高いレベルでプレーできたと思う」
「相手が誰であっても高い基準を保ち、これまで築いてきた勢いを維持することを常に意識している。この1週間はそれがよく表れていたと思う。2試合を残しての予選突破は素晴らしい成果だ。失点ゼロで、内容も良いサッカーができている。目の前の相手に全力で挑むだけだが、これまでのところ、その姿勢がしっかり結果につながっている」
さらに、自身のコンディションについても好調を実感しているという。
「調子の良さは数字が示しているし、ピッチ上でパスや動きを感じ取る感覚もいい。フィジカル的にも非常に良い状態にあるし、この調子を維持していきたい」
ケインは今週末、バイエルン・ミュンヘンの一員として、10月18日(日本時間19日)にアリアンツ・アレーナで行われるブンデスリーガのボルシア・ドルトムント戦に臨む。
原文:Harry Kane breaks another amazing record for England in WC qualifier win
翻訳・編集:浄見耕志(スポーティングニュース日本版)
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