マンチェスター・シティのMFロドリは、スペイン代表の中盤の座を争う中で、アーセナルに今夏加入したマルティン・スビメンディにアドバイスを送ったことを明かした。
26歳になったスビメンディは、以前から欧州のビッグクラブに注目されてきた存在である。2023年にはリバプールが獲得に迫ったが、もう1年レアル・ソシエダに残ることを選び、最終的に2025年7月に6000万ポンド(約120億円)でアーセナルに加入した。
ノースロンドンに到着して以来、彼はミケル・アルテタの下ですぐに適応し、アーセナルの中盤に安定感と落ち着きを加え、20年ぶりのプレミアリーグ制覇を目指すチームの原動力となっている。
その影響力の大きさは、同じ代表のロドリも認めている。
ロドリはスビメンディを称賛
「彼は素晴らしい選手だ。すでにそうでなければ、トップ選手の一人になれる規律とメンタリティを持っている。この前、彼に話をして『今は君の時代だ。チームの鍵を君に託す』と伝えた。」
スビメンディは先週のW杯予選ブルガリア戦で先発し、スペインは3-0で勝利。ロドリは後半から途中出場し、コンディションを整えた。
スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、シティのMFが「完璧な状態」であり、トルコ戦から先発可能であると述べたが、ロドリがスビメンディを支持した発言は、将来の中盤の中心を示唆している。
「彼は驚くべきレベルでプレーしているし、チームが同じレベルにあるのを見るのは嬉しい」とロドリは付け加えた。
「自分も良い状態にあり、ブルガリア戦で30分間プレーできた。再び貢献する準備はできている」
ロドリの現状は?
29歳のロドリは、前十字靭帯の負傷により2024-2025シーズンの大半を欠場し、苦しい時期を過ごした。療養中にバロンドールを受賞したものの、その栄誉は長期離脱の痛みを和らげるものではなく、複雑な心境であったと認めている。
「ケガの方がバロンドールよりもずっと大きな出来事だった」と、トルコとのW杯予選を前に語った。
「本当に苦しかった時期に、一陣の風のようなものであった。評価は嬉しいが、自分にとっては意味がない。ただピッチに立ちたかっただけだ。」
ロドリの離脱はマンチェスター・シティにとって大きな痛手で、前人未到のプレミアリーグ5連覇を逃し、無冠に終わった。インターナショナルブレイク前に復帰し、シティはブライトンに1-2で敗れた試合に出場したが、トップフォームに戻るには時間がかかると認めている。
「本当に大変な1年だった。長期間ピッチから離れたのはキャリアで最も苦しい瞬間だった。バロンドールが支えになったが、自分の焦点は常に強く戻ってくることにあった。」
スペインは日曜のトルコ戦で、スビメンディとミケル・メリーノが中盤を組み、アーセナルGKダビド・ラヤはベンチ入りした。
原文:Rodri hails Arsenal star Martin Zubimendi as Spain's next midfield leader
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)
関連記事
- プレミアリーグ2025-2026シーズンの各クラブのキャプテンは誰?
- プレミアリーグが8月の月間MVP候補を発表 エキティケやグリーリッシュらが選出
- ダニエル・レヴィ会長はなぜトッテナムを去ったのか? 退任の理由とスパーズに残した功績とは?
- プレミアリーグ2025夏の移籍市場の収支分析:最大のマイナス収支クラブは?
- UEFAチャンピオンズリーグ2025-2026シーズンの試合日程・結果
- 2025年夏の移籍市場ランキング|補強に最も資金を投じたクラブ&売却で稼いだクラブは?