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トム・ブレイディがジョークを織り交ぜながら自身の銅像除幕式でスピーチ

石山修二 Shuji Ishiyama

Teddy Ricketson

トム・ブレイディがジョークを織り交ぜながら自身の銅像除幕式でスピーチ image

トム・ブレイディの名は現地8日(金)、フォックスボロの歴史に永遠に刻まれた。

この日、ジレット・スタジアムの外には12フィートのブレイディのブロンズ像が除幕された。クリスティアーノ・ロナウドやドウェイン・ウェイドの像のようにその出来が不安視されていたが、結果は上々だった。

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(トム・ブレイディの銅像を近くから 👀)

2本のビデオ映像とオーナーのロバート・クラフト氏のスピーチがブレイディと彼のペイトリオッツの功績を称賛した後、ブレイディ自身がスピーチを始めた。

スピーチの中でブレイディはファンや関係者に何度も感謝の言葉を述べながら、わざわざ事前に準備した小道具まで使いながらジョークを繰り出した。

ここでは、除幕式でのブレイディのスピーチ映像とともにそのジョークの数々を紹介する。

ブレイディの除幕式でのスピーチ

ブレイディはスピーチの場を存分に楽しんだようだ。ブレイディのターゲットからは元チームメイト、対戦相手、コーチたち、誰も逃れることはできなかった。

NYジェッツについて

ブレイディは、この像の良いところは、ジェッツのファンが毎年、ジレット・スタジアムで行われるペイトリオッツ戦の第2クォーター・第3クォーターにこの像に向かってビール缶を投げられるところだと語った。

ブレイディはジェッツ戦で通算31勝8敗の成績を残した。自身がジェッツに対してどれほど圧倒的だったかを示唆しつつ、ジェッツ・ファンは負け試合を最後まで見続けることはないだろうと皮肉ってみせた。

ビル・ベリチック氏について

元ペイトリオッツのヘッドコーチは大学フットボール界に移り、ノースカロライナ大学のフットボールチームの指揮を執ることになった。しかし、それでもブレイディのジョークから逃れることはできなかった。

元クォーターバックは、このジョークのために偽の電話に出る準備までしてきた。そして、電話を切ると彫刻家に謝罪した上でベリチック氏が電話で「(銅像には)まだ改善の余地がある」と伝えてきたと言い、「気持ちは分かる」と付け加えた。

この言葉は、GOAT(史上最高の選手)と言われるブレイディがその伝説的なキャリアを通じて、何度もベリチック氏から言われてきたものだったようだ。

マイク・ブラベルとテディ・ブルスキについて

ブレイディは、この像が作られたことは非常に光栄だと語った。そして普通、銅像が建てられるのはマイク・ブラベルやテディ・ブルスキのような年配者だけで、自分も本当に年をとったんだと実感したと告白した。元チームメイト2人に対するちょっとした皮肉だった。ペイトリオッツの現ヘッドコーチであるブラベルはその場に出席していた。

トム・ブレイディ自身について

ブレイディは周囲の人間を対象にするだけでなく、自分自身についても自虐的なユーモアを多用した。ブレイディはスピーチの中で頻繁に自分のことを「年を取った」と口にした。また、この像は記者たちがブレイディのことを「彫りが深い」と表現するきっかけになるだろうとも語った。

原文:Tom Brady statue reveal speech: Patriots legend jokes about Jets, Bill Belichick during unveiling ceremony
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Teddy Ricketson

Teddy Ricketson is a Digital Content Producer at The Sporting News. He joined the team in 2024 after spending the last three years writing for Vox Media as part of its DK Nation/Network team. Teddy does his best to support the South Carolina Gamecocks and Carolina Panthers, but tends to have more fun cheering on the Atlanta Braves. In his free time, he loves spending time with his wife, Brooke, and their two dogs, Bo and Hootie.