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ポジション別に先発予想30選手をランキング! パワーフォワード編|NBA 2025-26シーズン

Stephen Noh

坂東実藍 Miran Bando

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NBAで最高の先発パワーフォワードを擁するチームはどこなのか。

『スポーティングニュース』では、NBAの2025-2026シーズンでスターターになることが予想される選手をポジション別にランキング化した。

ここでは、パワーフォワードの先発見込み選手たちのランキングをまとめる。

NBA 2025-2026シーズンの先発予想PFのランキング

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1. ヤニス・アデトクンボ(バックス)

ヤニスは最低でもリーグで五本の指に入る選手だ。ミルウォーキー・バックス全体が大きく成功すれば、彼は自身3度目のMVPを受賞できるかもしれない。30歳にして素晴らしいアスリートであることは変わらず、リムにアタックする才覚は見事だ。昨季はミッドレンジジャンパーも身につけた。過小評価されているがパスのスキルもあり、不安定な3ポイントショットとバランスをとっている。

数年前、ヤニスはリーグ最高のディフェンダーだった。もはやそこまでではないが、守備がエリートクラスなのは変わらない。ヘルプでかなりの範囲をカバーし、リムでは相手のショットを止め、ドライブも防ぐ。近年は位置を上げなければならず、その万能ぶりであらゆるタイプの相手を守った。

2. レブロン・ジェームズ(レイカーズ)

40歳にしてこれほど支配的なのは前例がない。昨季も21回目のオールNBAチーム選出を果たし、ロサンゼルス・レイカーズで平均24.4得点、8.2アシスト、7.8リバウンドを記録している。

ハイポストでレブロンに対抗できる選手はいない。最も強い選手のひとりで、必要とするスポットをどこでも手にすることができて、あらゆるパスも通せる。トランジションでも、ドライブでも、いまだ支配的だ。そして3Pシューターとしても向上。2018年にレイカーズに加入してからは成功率36%だ。

年齢を重ねるとともに、守備の役割は変わってきた。シーズンの出だしはスロースタートで、最後の数か月でベストを発揮する傾向にある。昨季も同様で、大きく守備が向上したチームのクォーターバックとなっていた。他チームのプレイをすべて把握し、チームメイトにどこにいるべきかを指示する。チェイスダウンブロックはいまだリーグ屈指。もうガードと対峙することはないが、大きな選手に対する守備は今でも優れている。

3. アンソニー・デイビス(マーベリックス)

ディフェンスで最高級のビッグマンだ。7フィート6インチ(約センチ)のウイングスパンを持ち、ブロック王に3回輝いている。センターとしてペリメーターでも守ることができるエリートクラスのひとりでもある。

特にロブなどバスケット付近でのフィニッシュがうまく、優れたスコアラーでもある。ミッドレンジジャンパーとしても優秀だ。ただ、近年は3Pラインまで広がることができていない。リーグ最高級のひとりと思わせた時期もあった。だが、ケガや攻撃での消極性でトップクラスからわずかに外れる。 

4. ケビン・デュラント(ロケッツ)

37歳になってシーズンを迎えるが、オールスター級のプレイであることは変わらない。あらゆるところから得点でき、いつでもジャンプショットを放てて、大半のディフェンダーの上から決められる。昨季は3Pが成功率43%と長いキャリアで最も高い精度を誇った。勝負どころで決める得点力は、ヒューストン・ロケッツにとって大きな財産となるだろう。昨季のロケッツはまさにその力を必要としていた。

ヘルプディフェンダーとして有能なのも変わらず、サイズがあり、ウィークサイドからのリムプロテクションに優れる。ただ、もはやすべてのポジションで集中を保ち続けることはできない。キャリアのこの段階となり、常にケガの懸念もある。ここ5年のレギュラーシーズン出場は平均で55試合だ。

Kevin Durant

5. パスカル・シアカム(ペイサーズ)

昨季のファイナルではベストプレイヤーのひとりとなり、その価値を証明した。トランジションで素晴らしく、見事なエンジンとフィニッシュのスキルを持つ。ハーフコートではミッドレンジシューターとして素晴らしく、ポストでも効果的だ。キャリア序盤はトロント・ラプターズで3Pに浮き沈みがあったが、ペイサーズ加入以降は成功率39%を記録している。

ディフェンダーとしても優れ、より大きなフォワードからより速いウィングまで、複数のポジションを守ることができる。攻守両面で堅実な選手だ。 

6. エバン・モーブリー(キャバリアーズ)

昨季は弱冠23歳で年間最優秀守備選手に輝いた。このポジションで最も多才なディフェンダーのひとりであり、高さと滑らかさのコンビネーションが見事で、フロアの広範囲をカバーできる。ブロックのタイミングも素晴らしく、ファウルをすることなく相手のショットを阻むことが可能だ。

昨季は攻撃面でも大きく成長した。ドライブやピック&ロールでハンドラーとしてチームメイトにお膳立てするなど、攻撃をつくることも可能と示している。3Pは約3倍となり、成功率も37%と堅実だ。優秀なフィニッシャーかつオフェンシブリバウンダーで、汚れ仕事もいとわず、高いスキルレベルのプレイを見せる。

7. ジャレン・ジャクソンJr.(グリズリーズ)

年間最優秀守備選手に選ばれた経験を持つエリートクラスのディフェンダーだ。常にブロックでリーグトップを競い、ペリメーターでもうまく動くことができる。

攻撃面でも成長し、チームの他のスター選手たちに多くの負傷者が出た時に、メンフィス・グリズリーズをけん引した。昨季は3P成功率37.5%を記録。アイソレーションやポストアップからのスコアラーとしても向上している。ただ、リバウンド数を指摘する声もあり、その数字は常に月並みだ。 

8. ジミー・バトラー(ウォリアーズ)

気まぐれな性格が大きな騒動になり得るが、今のところバトラーはまだゴールデンステイト・ウォリアーズと「新婚時代」にある。ステフィン・カリーとは卓越したコンビを形成。ポストプレイは激しく、ミッドレンジでのパフォーマンスも強力、ファウルを誘って3Pラインの内側で仕事する。

パサーかつカッターとしても常に優れ、チームのモーションオフェンスにうまくフィットしている。キャリア序盤のようにオールディフェンシブチームに選ばれるほどではないが、守備での直感力やタフネスは変わらない。 

9. ザイオン・ウィリアムソン(ペリカンズ)

リーグ屈指のフィニッシャーで、バスケットにドライブしたら止めることは不可能だ。そのサイズとしては素晴らしいアジリティーを持った爆発的なアスリートで、ニューオーリンズ・ペリカンズは時にポイントフォワードとして起用し、その優れたパスを生かしている。昨季は守備でも向上。多くのターンオーバーを誘うだけの力を持つ。

ザイオンの大きな問題は常に耐久性だった。その体格やフィジカルなプレイスタイルで、健康を保つことができず。2020年にNBA入りしてから、出場試合は44%にとどまっている。シーズンの大半を戦えれば、リーグトップ10入りする選手だ。

10. バム・アデバヨ(ヒート)

エリートクラスの守備選手で、マイアミ・ヒートでは様々なスキームをこなすことができる。ゾーンディフェンスのクォーターバックで、複数のポジションにスイッチでき、広範囲をカバーする。優れたパサーでもあり、フィニッシュもうまい。ただ、攻撃の引き出しはそこまで多彩ではなく、試合中に長時間にわたって消えてしまうことのある傾向を批判する声もある。

Paolo Banchero

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11. パオロ・バンケロ(マジック)

12. チェット・ホルムグレン(サンダー)

13. ラウリ・マルカネン(ジャズ)

14. アーロン・ゴードン(ナゲッツ)

15. OG・アヌノビー(ニックス)

Julius Randle Minnesota Timberwolves

NBA Entertainment

16. ジュリアス・ランドル(ウルブズ)

17. スコッティ・バーンズ(ラプターズ)

18. ジェイレン・ジョンソン(ホークス)

19. ポール・ジョージ(76ers)

20. デニ・アブディヤ(ブレイザーズ)

21. マイケル・ポーターJr.(ネッツ)

22. ジョン・コリンズ(クリッパーズ)

23. マイルズ・ブリッジズ(ホーネッツ)

24. トバイアス・ハリス(ピストンズ)

25. キーガン・マレー(キングス)

Matas Buzelis

26. ディロン・ブルックス(サンズ)

27. マタス・ブゼリス(ブルズ)

28. ハリソン・バーンズ(スパーズ)

29. クリス・ブーシェイ(セルティックス)

30. ビラル・クリバリー(ウィザーズ)

原文:Best NBA power forwards for 2025-26: Ranking all 30 starters from LeBron James to Jimmy Butler(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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Stephen Noh

Stephen Noh started writing about the NBA as one of the first members of The Athletic in 2016. He covered the Chicago Bulls, both through big outlets and independent newsletters, for six years before joining The Sporting News in 2022. Stephen is also an avid poker player and wrote for PokerNews while covering the World Series of Poker from 2006-2008.

坂東実藍 Miran Bando

フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。