ニューヨーク・ヤンキースは現地6月1日(日)の夜、ブルペンに控える最高の投手が故障で戦線離脱しながらもドジャースを相手に勝利を収めた。今後しばらくはこの戦い方となる可能性が高い。
この日の試合前のウォーミングアップ中にクローザーのルーク・ウィーバーがハムストリングの肉離れを負い、長期離脱が予想されているためだ。
「ニューヨーク・ヤンキースはトップのリリーフ投手を1ヶ月以上欠く可能性が高い」と『CBSスポーツ』のマイク・アクシサ氏は報じている。
「(ブルペンは)全体として安定したユニットだが、ウィーバーはその中でも最も安定した投手で、ブーン監督が最も信頼する穴埋めの難しいリリーフ投手だ。ヤンキースはその彼を1ヶ月ほど欠くことになるだろう」
ウィーバー不在の間、ヤンキースにはいくつかの選択肢が考えられる。今のところはデビン・ウィリアムズとジョナサン・ロアイシガがセットアップの役割を担い、怪我から復帰したフェルナンド・クルーズも同様の役割を担ってきた。またイアン・ハミルトン、ブレント・ヘッドリック、ティム・ヒル、マーク・ライターJr.がミドルリリーフの役割を担い、その他にもクレイトン・ビーター、イェリー・デロスサントス、スコット・エフロスといった面々が控えている。
この中で、ウィーバーに代わって新たなクローザーに誰を起用するかという疑問に対し、ニューヨークのスポーツをカバーするネットワーク局『SNY』のアンディ・マルティーノ氏は、ウィリアムズを軸としてクローザーの穴を埋める可能性が高いと報じた。
「ウィリアムズがセーブ機会の大半を担うことになるだろうが、ヤンキースとアーロン・ブーン監督、ピッチングコーチのマット・ブレイクは、ジョナサン・ロアイシガからフェルナンド・クルーズまで、最後のアウトを確実に取ることのできる他のオプションもあることを理解している」とマルティーノはTikTokへの投稿で述べた。
ウィリアムズはミルウォーキー・ブルワーズからトレードで加入し、クローザーとしてシーズンをスタートさせたが、苦戦を強いられセットアッパー役に降格していた。ウィーバーの離脱により、ウィリアムズに再度チャンスが巡ってくるようだ。
原文:Yankees make closer decision after Luke Weaver injury update
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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