ロサンゼルス・ドジャースはナショナルリーグ西地区で首位を快走している。だが、その背後にはサンディエゴ・パドレスがぴったりと追走している。にもかかわらず、ドジャースには次々と負傷者が続出している苦しい状況だ。
ドジャースは現在、先発投手のブレイク・スネル、タイラー・グラスノー、佐々木朗希が故障者リストに載っている。また、大谷翔平はまだドジャースでの初登板を果たしていない。スネルは回復の兆候を示していると明かしたが、その一方でグラスノーのリハビリが困難な状況にあることを発表した。4月末に故障者リストに載ったグラスノーは、現地5月31日(土)の時点で60日間の故障者リストに移され、復帰時期は不透明となった。
『MLB.com』 の ソンジャ・チェン氏によれば、グラスノーは5月23日(金)にブルペンでの投球練習を行ったが、その後の「体の反応が良くない」とチームが発表している。
デイブ・ロバーツ監督は、「彼がいつマウンドに戻れるかは定かではない。できれば早いうちに、ブレイクと同じような時期になることを願っている」と語った。ドジャースは昨年、トレードでグラスノーを獲得し、その後、5年1億3600万ドル(1ドル144円換算で約195億8,400万円)で契約延長している。
ドジャースの先発ローテーションをはじめとした投手陣はここにきて、全体的に不振に陥っている。米ケーブル局『ESPN』 のバスター・オルニー氏によると、5月3日以降のチーム防御率は4.54となっている。
グラスノーは2024年にオールスターに選出される活躍を見せるも、シーズン後半の大半とポストシーズンを欠場した。最終的な成績は22試合の先発で防御率3.49だった。今シーズンは最初の先発5試合で防御率4.50と苦戦を見せていた。
ドジャースとしては復帰時期こそ不明となってしまったものの、グラスノーがオールスター級のパフォーマンスを取り戻して復帰してくることを期待している。
原文:Dodgers announce scary injury update on $136 million All-Star
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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