本サイトに掲載されているリンクから商品の購入やサービスの契約をされた場合、本サイトが収益を得ることがあります。

ヤンキース逆転勝利の鍵は相手クローザーのクセを見抜いていたことにあった!

Billy Heyen

石山修二 Shuji Ishiyama

ヤンキース逆転勝利の鍵は相手クローザーのクセを見抜いていたことにあった! image

ニューヨーク・ヤンキースは完全にクセを見抜いてた。

そうすることで、彼らは1977年以来初めて、7回までノーヒットに抑えられながら5点差を逆転して勝利を収めた初めてのチームとなった

▶MLBグッズをAmazonでチェック!

その秘密は9回に明かされた。現地7月10日(木)その時点でヤンキースはマリナーズに5-3でリードを許していた。彼らは圧倒的な投球を見せていた先発投手ブライアン・ウーをマウンドから引きずり下ろし、2点差に迫っていた。

この場面でシアトルはクローザーのアンドレス・ムニョスを投入した。だが、ヤンキースには彼に対する対策があった。

ムニョスがいつスライダーを投げるのか、ヤンキースは把握していた。

ビデオを見ると、一塁または二塁にランナーがいる際、スライダーを投げるときには大きく手を広げて打者にシグナルを送っていた。

試合後、マリナーズのキャッチャー、カル・ラリー(ローリー)は記者団に対し、ヤンキースがムニョスの投球に関して何らかの情報を手にしていたことは明らかだと述べた。

(ヤンキースがアンドレス・ムニョスのクセを盗んでいた例。フレームの下部、二塁にいるコディ・ベリンジャーに注目。ヤンキースの関係者は、ムニョスのクセを事前に知っていたと語り、カル・ラリーもそれは明らかだったと語っている。)

これは一般的に受け入れられている戦略の一つだ。ピッチャーが何を投げるのか、対戦相手に隠せないのであれば、対戦相手はそれを知る権利がある。

ムニョスは、投球姿勢を取った際のボールの持ち方や動き、または投球姿勢を取った後のグローブ内の手の位置などで、球種を知られていた可能性が高い。

いずれにせよ、ヤンキースはそれをうまく活用した。彼らはクローザーから2点を奪って同点とすると、10回にアーロン・ジャッジの犠牲フライでサヨナラ勝ちを収めた。

いつその球が来るのか分かっていれば有利なことは間違いない。

▶土曜の朝はApple TV+でMLB中継! まずは7日間無料トライアル

原文:Yankees cracked Mariners’ code, signaled pitches from second base to stage historic rally
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


MLB関連記事

Billy Heyen

Billy Heyen is a freelance writer with The Sporting News. He is a 2019 graduate of Syracuse University who has written about many sports and fantasy sports for The Sporting News. Sports reporting work has also appeared in a number of newspapers, including the Sandusky Register and Rochester Democrat & Chronicle

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。