シカゴ・カブスは現地10日(木)、ミネソタ・ツインズに8-1で勝利し、シリーズ3連敗を免れた。
この試合、ピート・クロウ=アームストロングは2本のホームランと二塁打を放ち、4打数 3安打、1四球という結果で試合を終えた。
この2本のホームランで、クロウ=アームストロングはホームランを打った時に実際に守備に入っていた外野手(指名打者ではない)として最多となる25本目のホームランを記録した。
また、1シーズンに5回以上の1試合複数本塁打、5回以上の1試合複数盗塁を合わせて達成したメジャーリーグ史上7人目の選手となり、この快挙を最速で達成した。
今季ここまで92試合に出場し、クロウ=アームストロングは25本のホームラン、70打点、打率 .271/出塁率.309/長打率.560、盗塁31回中27回成功という成績を残している。
クロウ=アームストロングは驚異的な守備力と走力を持つ選手として評価されていたが、今季打撃面でこのような素晴らしい活躍を見せることを予想していた人は誰もいなかった。エリートレベルの守備力と盗塁力にこのバッティングが組み合わさったことでは今やナショナル・リーグの有力なMVP候補となっている。
そして守備に関しても、初のゴールドグラブ賞、さらにはナ・リーグのプラチナグラブ賞の受賞が現実的な目標となっている。
クロウ=アームストロングは、守備のスタッツであるDefensive Runs Saved(平均的な野手と比較してどれだけ失点を防いだかを数値したもの)でMLB2 位、外野手では1位の15を記録しており、Outs Above Average(平均的な野手よりもどれだけ多くのアウトを奪っているかを数値化したもの)では外野手のトップ(15)に立っている。
クロウ=アームストロングの存在は今シーズンのカブスの成功に欠かせないものであり、シカゴがミルウォーキー・ブルワーズに2ゲーム差をつけてナショナルリーグ中地区で1位に立っている大きな要因となっている。
原文:Pete Crow-Armstrong swats 2 home runs in series finale, makes history
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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