ヤンキースの現キャプテンがチームのレジェンド、『キャプテン』を追い越した。
アーロン・ジャッジは現地8日(日)の夜、この夜のレッドソックス戦でジャッジは2本のホームランを放ち、打率を.396に上昇させた。
ここで注目すべき統計は「Wins Above Replacement(WAR/打撃、走塁、守備、送球で総合的に勝利への貢献度合いを表す指標)」だ。ジャッジはこのWARで『キャプテン』デレク・ジーターの記録を上回った。
ジャッジの今季のWARは現在5.2に達し、キャリア史上7度目の5.0 WAR以上を記録したシーズンとなっている。ジーターがその20年のキャリアで5.0 WAR以上を記録したシーズンは6度だった。
ヤンキースのスタッツを投稿するX(旧Twitter)アカウント『NYY Stats』によれば、ジャッジは5.0 WARを記録したシーズンの数でヤンキース史上5位にランクインしている。
ジャッジの上には、ベーブ・ルース(14シーズン)、ルー・ゲーリッグ(12)、ミッキー・マントル(11)、ジョー・ディマジオ(9)という野球史上最高の選手4名が名を連ねている。
また、ジャッジはこの日の2ホーマーで自身のキャリア通算マルチホームランのゲーム数を43試合に伸ばした。これはゲーリッグに並ぶヤンキース史上3位タイの数字である。
この2人を上回るのはベーブ・ルース(68試合)、ミッキー・マントル(46)の2人しかいない。
今シーズンのジャッジはフィールドに立つたび、ヤンキースの歴史にその名を刻み込んでいる。
ヤンキースでジーターやゲーリッグに名を連ねることは歴史的な偉業だ。そんな歴史に残るジャッジの今季のプレーを見逃してはいけない。
原文①:Yankees' Aaron Judge ties Lou Gehrig's incredible career record
原文②:Yankees’ Aaron Judge passes Derek Jeter for impressive New York record
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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