ニューヨーク・ヤンキースでは、ジャンカルロ・スタントンがようやく故障者リストから復帰してきた。しかし復帰後のスタントンはまだベストのパフォーマンスには程遠い。
現地23日(月)のレッズ戦、スタントンは4打数1安打3三振、得点圏に走者を置いた場面では3人を残塁させるなど、結果を残せなかった。打率はここまで.304を記録しているが 、ホームランはまだなく、7試合で計9個の三振を喫している。三振率は36%で、キャリア平均の 28.5%を上回っている。そんなスタントンのバッティングの状態、三振数について、アーロン・ブーン監督が次のように語ったと『NJ.com』のランディ・ミラー氏は報じている。
「タイミングは合っていると思う」とブーン監督はミラー氏に語った。
「しっかりとボールを追えている。日曜日も弾丸のような打球を2本打っていた。G(スタントンの愛称)の場合、スイングしても空振りになる時もある。それは彼のスタイルだ」
「状態は実際かなりいい、打球の角度を上げたいと願っていると思う」
スタントンはこれまで現役選手では最多の429 本のホームランを打ってきた選手だ。今シーズンはまだホームランは出ていないが、監督はここまでのバッティングを評価している。ヤンキースの攻撃陣にとって、スタントン本来の打棒が復活すれば大きなプラスとなるだろう。
スタントンは昨年のポストシーズンで7本のホームランを打ち、ヤンキースのワールドシリーズ進出の立役者となった。それを思えば、ホームランが出ていないことを心配するのはまだ早いのかもしれない。
ただ、当然ながらスタントンにはホームランだけでなく打点も期待されている。得点圏にランナーがいる状況で結果を出せず、三振してしまうようであれば、ブーン監督も何か考える必要が生まれるだろう。
「ここまではいいバッティグをしても低いライナーやゴロになっていた」とブーン監督は言った。
「次のステップはもう少しボールに打ち上げることだと思う」
原文:Yankees Aaron Boone sends Giancarlo Stanton message as strikeouts persist
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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