現地19日(木)、シカゴ・カブスはミルウォーキー・ブルワーズ戦に8対7で敗れたが、その試合で『PCA』ピート・クロウ=アームストロングはチームの歴史に名を残した。
この試合、クロウ=アームストロングは1回裏にフレディ・ペラルタの96マイル(約154キロ)の速球を打ち返し、シーズン 20本目となるホームランを放った。このホームランで、クロウ=アームストロングはオールスターブレーク前に20本塁打と20盗塁を達成したカブス史上初の選手となるとともに、『20/20』シーズンを達成したカブス史上最年少選手にもなった。
20 homers on the year for PCA! pic.twitter.com/27ntvtzBUc
— Talkin’ Baseball (@TalkinBaseball_) June 19, 2025
クロウ=アームストロング以前で『20/20』を最速で達成したカブスの選手は1994年のサミー・ソーサで96試合目だった。クロウ=アームストロングはそれを大きく上回り、73試合目で『20/20』に到達した。
現在23 歳のクロウ=アームストロングは2024年こそ苦戦したものの、現在ではナショナル・リーグでトップのWAR(4.3)を記録し、MVP候補にも取り沙汰されるほど頭角を現している。
クロウ=アームストロングにスピード、守備力が備わっていることは誰もが知っていたが、この早い段階でここまで攻撃面で活躍すると予想した人はいなかった。
73試合時点でのスタッツは打率.270、出塁率.309、長打率.558で、20本塁打、60打点。このスタッツに23盗塁、そしてOAA(Outs Above Average)で外野手トップ(13)、DRS(Defensive Runs Saved)でも1位タイ(11)に立っているゴールドグラブ級の守備力をプラスすれば、MVP候補のニューヒーローが誕生する。
昨シーズンは123試合で10本のホームラン、47打点を記録したが、今シーズンは160試合で 44本、131打点を記録するペースで打ち続けている。この快進撃がどこまで続くか、楽しみは尽きない。
原文:Pete Crow-Armstrong etches name in Cubs history with 20th home run
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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