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カブスのクロウ=アームストロングがチーム史上最速の『20/20』を達成

石山修二 Shuji Ishiyama

Nick Radosevich

カブスのクロウ=アームストロングがチーム史上最速の『20/20』を達成 image

現地19日(木)、シカゴ・カブスはミルウォーキー・ブルワーズ戦に8対7で敗れたが、その試合で『PCA』ピート・クロウ=アームストロングはチームの歴史に名を残した。

この試合、クロウ=アームストロングは1回裏にフレディ・ペラルタの96マイル(約154キロ)の速球を打ち返し、シーズン 20本目となるホームランを放った。このホームランで、クロウ=アームストロングはオールスターブレーク前に20本塁打と20盗塁を達成したカブス史上初の選手となるとともに、『20/20』シーズンを達成したカブス史上最年少選手にもなった。

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クロウ=アームストロング以前で『20/20』を最速で達成したカブスの選手は1994年のサミー・ソーサで96試合目だった。クロウ=アームストロングはそれを大きく上回り、73試合目で『20/20』に到達した。

現在23 歳のクロウ=アームストロングは2024年こそ苦戦したものの、現在ではナショナル・リーグでトップのWAR(4.3)を記録し、MVP候補にも取り沙汰されるほど頭角を現している。

クロウ=アームストロングにスピード、守備力が備わっていることは誰もが知っていたが、この早い段階でここまで攻撃面で活躍すると予想した人はいなかった。

73試合時点でのスタッツは打率.270、出塁率.309、長打率.558で、20本塁打、60打点。このスタッツに23盗塁、そしてOAA(Outs Above Average)で外野手トップ(13)、DRS(Defensive Runs Saved)でも1位タイ(11)に立っているゴールドグラブ級の守備力をプラスすれば、MVP候補のニューヒーローが誕生する。

昨シーズンは123試合で10本のホームラン、47打点を記録したが、今シーズンは160試合で 44本、131打点を記録するペースで打ち続けている。この快進撃がどこまで続くか、楽しみは尽きない。

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原文:Pete Crow-Armstrong etches name in Cubs history with 20th home run
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Nick Radosevich