現地18日(水)の夜、ウィル・スミスは、サンディエゴ・パドレス戦の9回裏に代打として起用されると、キャリア3本目となる代打サヨナラホームランを放った。
この一打でスミスはドジャースに勝利をもたらしただけでなく、ドジャースの歴史に自らの名前を刻み込んだ。『MLB.com』のソンジャ・チェン氏によると、スミスの3本目となる代打サヨナラホームランはフランチャイズ史上最多記録となった。
「サヨナラホームランはいつだって楽しいものさ」とスミスはチェン氏に語った。
「エキサイティングだし、観客も喜んでくれる。花火やら諸々の騒ぎの中、帰宅するのは楽しいよ」
Need a win?
— MLB (@MLB) June 19, 2025
Will Smith will be there in a pinch #Walkoff pic.twitter.com/WU005BjS6G
スミスがこれまでに打った代打サヨナラホームランは、2021年6月20日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦と2019年6月23日のコロラド・ロッキーズ戦で、すべて同地区のライバルとの対戦で打ったものだった。この試合でもパドレスを相手に放ち、ナショナルリーグ西地区でジャイアンツに4.5ゲーム差をつけて首位をキープしている。
ちなみにMLB史上最多の代打サヨナラホームラン記録を保持しているのはジェイソン・ジアンビだ。ジアンビはヤンキース時代に1本、ロッキーズ時代に3本、インディアンス(現ガーディアンズ)時代に2本の計6本を記録している。スミスの3本はチャーリー・カルバーソン(元ブレーブスほか)、ラリー・シーツ(元オリオールズほか、日本でもプレー)、ゲイツ・ブラウン(元タイガース)と並んでリーグ史上2位の代打サヨナラホームラン数となっている。
スミスの一撃は、ドジャースのブルペンにとっても大きなプラスとなった。
ジャスティン・ロブレスキーは4回にエメット・シーハンに代わって登板するとすでに5イニングを投げていた。スミスはそのバットでロブレスキーが 6イニング目に入ること、ブルペンにさらなる負担をかけることを防いだ。
「もちろん、試合に勝ったんだから嬉しいよ」と、ロブレスキーはチェン氏に語った。
「何よりもそれが一番だ。…自分は次のイニングも投げる準備をしていた。でもウィルがホームランを打ってこの夜は終わり、自分たちが勝ったんだ」
原文:Will Smith breaks crazy Dodgers franchise record after walk-off home run
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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