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パドレスのダルビッシュ有が実戦形式のブルペンセッションを終えて「満足」な手応え

石山修二 Shuji Ishiyama

Matt Sullivan

パドレスのダルビッシュ有が実戦形式のブルペンセッションを終えて「満足」な手応え image

サンディエゴ・パドレスはナショナル・リーグ西区でドジャースを6ゲーム差で追うと同時に、ワイルドカード争いの中にいる。この先、挽回が必要な状況ではあるが、先発投手が揃わない現状にも関わらずこの位置につけている。

そんなチームにとって朗報なのは、ダルビッシュ有が近日中に復帰してくる可能性があることだ。アニー・ヘリブラン氏がX(旧Twitter)に投稿したところでは、ダルビッシュは実戦形式のブルペンセッションを実施し、球速は93~94マイル(約149キロ〜151キロ)を記録した。これはマウンド復帰に向けて大きな前進と言える。

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(ダルビッシュ有はトレントン・ブルックスとAのレイク・エルシノアの数人のマイナーリーガーを相手に『2イニング』39球を投げた。球速は94、95マイル。彼は満足している。次のステップは投球後の状態、明日の回復状況を見ること)

39球の実戦形式でのブルペンセッションを終えたダルビッシュは、回復状況について「満足している」と報じられている。ダルビッシュがマウンドに戻ってくることは、ナ・リーグ西地区優勝を目指すと同時にワイルドカード・レースでの優位なポジションを維持しようとするパドレスにとって朗報となる。

マイケル・キングとジョー・マスグローブも負傷で離脱しているパドレスは、不安定な先発ローテーションに頼らざるを得ない状況だ。ディラン・シースとニック・ピベッタは安定した投球を続けているが、スティーブン・コレック、ランディ・バスケス、ライアン・バーガートといった投手も先発を務め、苦しいチーム事情を支えてきた。

パドレスにはさらなる先発投手が必要であり、ダルビッシュの復帰はチームにとって画期的な補強となる。彼が戻ってくれば、短期的にローテーションの強化につながるだけでなく、トレードデッドラインにおいてチームの戦力をより有効に活用することができるようになる。ダルビッシュが万全の状態でプレーできるのであれば、パドレスは先発投手の補強を検討する必要がなくなるからだ。

38歳のダルビッシュは今季まだ一度も登板していないが、2024シーズンは16試合に先発して防御率3.31、7勝3敗、78奪三振と安定した成績を残した。またポストシーズンでは2試合に先発して防御率1.98、7奪三振を記録した。

ダルビッシュはパドレスのロスターで最高の投手の1人で、彼の復帰はチームにとって大きな戦力補強となる。ポストシーズン出場を争うチームは、あらゆる補強が必要だ。ダルビッシュの復帰は単なる補強ではなく、チームをワンランク上に引き上げ、ナ・リーグ西地区の優勝争いに貢献するだろう。

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原文:Padres' Yu Darvish 'pleased' amid latest live bullpen session
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Matt Sullivan

Matt Sullivan is a freelance writer for The Sporting News, predominantly covering MLB. Matt is a native of Pennsylvania and has worked with Athlon Sports, Last Word on Sports, and other outlets.