カル・ラリー(ローリー)は今シーズン、捕手のシーズン最多ホームラン記録を塗り替えた。
現地14日(日)、シアトル・マリナーズのスーパースター捕手は今季54本目のホームランを放ち、さらなる記録を達成した。
今回の記録は実際に捕手として出場した試合で打った本塁打の記録である。
今シーズン開始時点で、この記録はハビー・ロペス(元ブレーブス)が保持していた。彼は2003年、捕手として出場した試合で42本塁打を放った。
ラリーは捕手だけでなく、指名打者としての出場もあるため、日曜日の試合開始時点で今季打った53本中、捕手として出場した試合でのホームラン数は42本だった。
そしてこの日、ラリーは捕手として出場し、またも本塁打を放った。
Cal Raleigh 🤝 Mickey Mantle
— Seattle Mariners (@Mariners) September 14, 2025
Side-by-side in the record books for the most home runs by a switch-hitter in a single season with 54. #TridentsUp pic.twitter.com/EcFDyJVenK
(カル・ラリー🤝ミッキー・マントル。スイッチヒッターによるシーズン最多本塁打記録を54本で並んだ)
この1本でラリーの捕手としての本塁打は54本中43本となり、新たなMLB記録を樹立した。
Most home runs as catcher in a season:
— Sarah Langs (@SlangsOnSports) September 14, 2025
2025 Cal Raleigh: 43
2003 Javy Lopez: 42
1996 Todd Hundley: 41
1999 Mike Piazza: 40
1997 Mike Piazza: 40
1953 Roy Campanella: 40
(捕手としての出場試合のシーズン最多本塁打数:
2025年 カル・ラリー 43本
2003年 ハビー・ロペス 42本
1996年 トッド・ハンドリー 41本
1999年 マイク・ピアッツァ 40本
1997年 マイク・ピアッツァ 40本
1953年 ロイ・カンパネラ 40本)
ラリーは今季、すでに捕手のシーズン最多本塁打記録を更新している。
またこのホームランで、スイッチヒッターとしてのシーズン最多本塁打記録(54本)でミッキー・マントルに並んだ。
マントルの記録を塗り替えるのは、夢のようなシーズンの締めくくりとしては最高だろう。
このまま彼がホームランを打ち続け、マリナーズがポストシーズンに進出すれば、これ以上のストーリーはない。
関連記事:キャッチャーによるMLB史上シーズン最多本塁打トップ9|スイッチヒッターによるシーズン最多本塁打記録トップ10
原文:Mariners' Cal Raleigh sets a special MLB catcher record with latest home run
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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