ニューヨーク・ヤンキースのスーパースター、アーロン・ジャッジが8月に復帰して以降、その肘の状態は多くのファンの間で議論の的となってきた。
ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGM(ゼネラルマネージャー)がそのリハビリの詳細について明かした。
キャッシュマンGMがジャッジのリハビリ過程を明らかに
ジャッジは7月末から8月初めにかけて、右肘屈筋の損傷から回復するため、故障者リスト入りし、ミニマムの10日間を過ごした。復帰後ほぼ1か月の間は指名打者としてのみ先発し、先週に入ってようやくライトの守備に入るようになった。
心配されているのは、外野の守備に戻ったジャッジがかつてのような鋭い送球を見せられていないことだ。カットオフマンへの短い送球を選ぶことが多く、ファンからは「まだ怪我をしているのか」といった疑問の声が多く上がっている。
キャッシュマンGMは『MLB.com』のブライアン・ホーク氏とのインタビューで、こうした混乱を解消しようと試みた。
ホーク氏によれば、ヤンキースはジャッジの「リハビリを短縮した」という。また、ジャッジは今も「矢のような投球をするか、安全策を取ってプレイするか、綱渡りを続けている」と付け加えた。
キャッシュマンは「復帰に向けたプロトコルを調整した…我々は実際のメジャーリーグの中でシミュレートしているんだ」と補足した。
守備面での完全復調にはまだ時間がかかりそうだが、ジャッジのバッティングは絶妙なタイミングで調子を取り戻しつつある。直近15試合では打率.340、6本塁打を記録。直近7試合に限れば打率.381、4本塁打と好調を維持している。
原文:Yankees GM Brian Cashman reveals details about Aaron Judge’s injury rehab
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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