ロサンゼルス・ドジャースは、故障者リスト入りした佐々木朗希に代わる先発ローテーションの一角として意外な投手を指名した。
佐々木はこの数週間、右肩に違和快感を感じており、現地13日(火)に右肩のインピンジメント症候群のため、15日間の故障者リスト入りした。
佐々木が最低でも15日間戦線離脱することになったのを受け、ドジャースのデイブ・ロバーツ監督は、ランドン・ナックが佐々木に代わってローテーション入りすると発表した。
ドジャース専門メディア『Dodger Blue』のマシュー・モレノ氏は X(旧Twitter)に、「デイブ・ロバーツ監督は、ランドン・ナックがドジャースの 先発5番手候補の筆頭だと述べた」と投稿した。
2020年のドラフト2巡指名されたナックは現在27歳、今シーズン5試合に登板し、そのうち4試合で先発しており、2勝1敗、防御率5.89を記録している。MLBのキャリア通算成績は、20試合(先発16試合)で5勝6敗、防御率4.12となっている。
今季ここまで好投を続けるベン・カスパリアスではなくナックを先発に指名したのは、少し意外と言えるだろう。26歳のカスパリアスはここまで14試合(1試合先発)に登板して4勝0敗、防御率2.89の成績を残している。それでもロバーツ監督はカスパリアスをブルペンに残し、ナックを先発で起用する判断を下した。
15日間の故障者リスト入りした佐々木について、ロバーツ監督は復帰の目処は立っていないと公表している。つまり、ナックには先発で数試合のチャンスを得る可能性がある。
「ローキには、(復帰への)スケジュールは一切想定していないことをはっきりと伝えた」とロバーツ監督は語った。
「重要なのは、彼が万全の状態で、力強く、良い感触で投げられるようになることだ。その時には彼(佐々木)に登板してもらうよ」
原文:Dodgers eye surprising pitcher replacement after Roki Sasaki update
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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