ロサンゼルス・ドジャースは現地29日(木)、予想外のトレードでオールスター選出の実績がある投手をロスターに加えた。
このトレードで気になる点があるとすれば、このリリーフ投手が2023年のオールスター出場時の調子を取り戻せるかどうかだろう。
ドジャースはマイナーリーガーのマイク・ヴィラニを放出し、シンシナティ・レッズからアレクシス・ディアスを獲得した。ちなみにディアスはメッツのクローザーであるエドウィン・ディアスの実弟である。
アレクシス・ディアスは2023年にオールスターに選出された実績を持つ。
そのシーズン、ディアスは67回1/3を投げ、37セーブ、86奪三振を記録し、防御率3.07だった。
翌24年シーズンもディアスは28セーブをマークしたが奪三振率は低下し、防御率も3.99と前年を下回った。
そして今シーズンは6試合に登板し防御率12.00と低迷し、現在は3Aで調整中だった。そこでも防御率は5点を切る程度にとどまっている。
ドジャースはディアス獲得のためにエバン・フィリップスを60日間の故障者リストに登録したが、必ずしも3Aから昇格させる必要はない。故障者が続出している現状から、MLBでキャリア通算防御率3.21を誇るディアスの復調に賭けたのだろう。
ディアスが再びメジャーの舞台に戻れる保証はないが、それでも今回のトレードはドジャースにとってはリスクの低い投手陣補強策と言える。
原文:Dodgers trade for All-Star pitcher in surprise deal completed for minor leaguer
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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