ロサンゼルス・ドジャースは昨年、ワールドシリーズでニューヨーク・ヤンキースを破り、ワールドチャンピオンに輝いた。優勝後、ドジャースの一部の選手たちはヤンキースに対するトラッシュトークを繰り返した。
ロサンゼルスのジョー・ケリーはワールドシリーズは最初から一方的な試合だったと語り、他の選手たちもヤンキースの守備を批判し、彼らがそれほど強いチームではなかったと主張した。
ドジャースの選手たちは以降もそうした発言を撤回してはいない。だが、ドジャー・スタジアムでの三連戦を目前に控えた現地5月28日(水)、ヤンキースのアーロン・ジャッジは「そうしたことはあまり気にしていない」と冷静に受け流した。
「そういうものはあまり考えないようにしている」とジャッジは言った。
「毎日試合に出ていたり、実際にプレーしていた主力選手たちはあれこれ喋ってなかったと思う。口を開いているのは実際にはそれほど試合に出てなかった選手たちだった。だから、あまり注目していなかった。彼らは言いたいことを言える。結局のところ、自分たちは勝てなかったから。勝てば何だろうと言いたいことを言える。自分たちは勝てなかった。だからただそれを受け入れて、新たなシーズンに備えるだけだ」
ジャッジが指摘するように、ワールドシリーズを制したドジャースは、敗れたヤンキースに対して挑発的な発言をする権利があると言える。
だがジャッジとヤンキースはすでに今シーズンに集中しており、ワールドシリーズに返り咲いて今年こそは優勝を勝ち取ることに全力を注いでいる。
中でもジャッジはここまで打率.391、18本塁打、47打点をマークし、ヤンキースをアメリカン・リーグ東地区の首位、さらにはMLB全体でもトップクラスのチームに押し上げる最大の要因となっている。
今季も両リーグでトップクラスにつけるドジャースとヤンキースのワールドシリーズ以来の再戦、現地30日(金)からドジャー・スタジアムで始まる3連戦は見どころの多いシリーズとなりそうだ。
原文:Yankees Aaron Judge responds to Dodgers trash talk
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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