ロサンゼルス・ドジャースは5月をナショナルリーグ西地区で首位で終えられそうだ。サンディエゴ・パドレスとサンフランシスコ・ジャイアンツはすぐ後ろに追っているが、前年度ワールドシリーズ優勝チームは開幕当初からハイペースを維持し続けている。
驚くのはドジャースが多くの故障者、それも先発やブルペンの投手陣に多くの故障者を抱えながらこの成績を残していることだ。
実際、ドジャースの故障者リストを見ると年俸1億600万ドル分(1ドル145円換算で約153億7000万円、以下同)の選手たちが登録されている。スポーツ選手の契約情報などをまとめているサイト『Spotrac』による故障者リスト上の選手たちの今年の年俸は以下の通りだ。
- タイラー・グラスノー: 3250万ドル(約47億1250万円)
- ブレイク・スネル:2840万ドル(約41億1800万円)
- カービー・イエーツ:1300万ドル(約18億8500万円)
- ブレイク・トレイネン:850万ドル(約12億3250万円)
- エバン・フィリップス:610万ドル(約8億8450万円)
- マイケル・コーペック:520万ドル (約7億5400万円)
- ブルスダー・グラテロル:280万ドル(約4億600万円)
- マイケル・グローブ:79万ドル(約1億1455万円)
- エメット・シーハン:78万ドル(約1億1310万円)
- ギャビン・ストーン:78万ドル(約1億1310万円)
- カイル・ハート:77万ドル(約1億1165万円)
- リバー・ライアン:77万ドル(約1億1165万円)
- エドガルド・エンリケス:76万2000ドル(約1億1049万円)
- 佐々木朗希:76万ドル(約1億1020万円)
スネルは今オフに1億8200万ドル(約263億9000万円)の5年契約を結んだものの、わずか2試合の登板で怪我のためにチームを離脱した。また、日本から移籍してきた佐々木とも争奪戦の末に契約を結んだが、彼はMLBでのデビュー戦を含む8試合で防御率4.72と大きな期待に反するスタートを切っている。
それでもドジャースは地区首位に立っている。また昨年8月から怪我で離脱していたクレイトン・カーショウが復帰するという朗報もあった。
『Spotrac』によると、ドジャースの2025年の年俸総額は3億3600万ドル(約487億2000万円)となっており、その約3分の1が故障者リストに載っている状況は考えられないほど異常な状態と言っていいだろう。
原文:Dodgers are paying an unbelievable amount to injured players right now
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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