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ドジャースのデイブ・ロバーツ監督がポストシーズンでの佐々木朗希のブルペン起用を示唆

石山修二 Shuji Ishiyama

Hunter Cookston

ドジャースのデイブ・ロバーツ監督がポストシーズンでの佐々木朗希のブルペン起用を示唆 image

Kirby Lee-Imagn Images

ロサンゼルス・ドジャースはワールドシリーズ連覇を成し遂げるべく、ポストシーズン進出を目指している。しかし10月が近づくにつれ、ドジャースは重大な救援投手陣の問題に直面している。そして予期せぬ解決策を見つけたかもしれない。

AAAオクラホマシティでプレイする佐々木朗希のブルペン転向だ。

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「ドジャースはもはや新人・佐々木朗希の終盤戦での活躍を期待できない。彼の球速は日本で記録した102マイル(約164キロ)には程遠い。リハビリ登板2試合で59球の速球を投げたが、空振りさせたのはわずか1球だけだった」と 米全国紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者は8月末の時点で報じていた。

この夏、佐々木は怪我から復帰してくる中でメンタルブロックに苦しみ、見放されたような状態になっていた。

「怪我をしているときは、常にメンタル的な要素が付きまとうものだ」と 投手コーチのマーク・プライアーは語っていた。

「常に『その瞬間に何か感じるだろうか?』と不安になる… 怪我した選手には乗り越えなければならない、ちょっとしたメンタルの障があるものだ」

しかし、デイブ・ロバーツ監督は直近のコメントで、佐々木が10月にブルペン入りする可能性を示唆した。難しい要求ではあったが、それは佐々木がポストシーズンでロスター入りを果たすための唯一の道だった。

そして佐々木は現地18日、AAAオクラホマシティで初となるリリーフ登板を行うと、4人のバッターに対した佐々木は100マイル(約160キロ)の速球を投げ、2つの三振を奪う結果を残した。佐々木は日曜のAAAのシーズン最終戦で再度、リリーフ登板を行う予定にしている。

「(佐々木は)まず第一に、ブルペンに回ることを受け入れなくてはいけなかった。その上で、結果を出さなければならなかった」と デイブ・ロバーツ監督は語った。

「今夜、彼は結果を出した。本当に良かった。次は日曜日だ。そのあとは我々チーム側の決断だ。ポストシーズンでは役割なんてない。全員が重要な戦力だ」

ロバーツの言うことは間違っていない。ポストシーズンでは一つ一つの試合に勝つことがすべてだ。ドジャースは昨年、その考え方で誰よりも成功を収めた。

佐々木には今、一生に一度とも言えるチャンスが訪れている。それを掴む準備ができていることを証明するのは彼自身だ。

佐々木のシーズンがこのような形で今シーズンを終えるとは誰も予想していなかっただろう。だが、彼は今、大きなインパクトを残すチャンスを手に入れつつある。ポストシーズンで力強い活躍を見せられれば、2026年に向けて自信を取り戻す助けにもなるだろう。

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原文:Dodgers' Dave Roberts hints at $6M arm returning as reliever for postseason after long absence
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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