2日(月)の夜のレッドソックスvsエンゼルスの1回表、ボストンのフェンウェイ・パークを訪れたファンは史上初の出来事を目撃した。
フェンウェイ・パークでメジャーリーグの試合が行われるようになってから113年経っていることを考えると、相当数の1回表があったはず。にもかかわらず、この日の1回表が初めてだった。
その快挙とは、ロサンゼルス・エンゼルスが1回の表に3本のホームランを打ったことだ。フェンウェイ・パークではこれまで、ビジターチームが1回表に3本のホームランを打ったことは一度もなかった。
フェンウェイ・パークは1912年に開場し、一時ボストン・ブレーブスも本拠地として使用していた。その間、この日までフェンウェイ・パークでレギュラーシーズンとポストシーズンを合わせてこれまで行われてきた8,973試合が行われてきたが、レッドソックスの対戦相手だけでなく、ブレーブスの対戦相手も達成することはなかった。
この事実はMLBのスタッツのエキスパート、サラ・ラングス氏によってX(旧Twitter)に投稿された。
The Angels are the first visiting team in Fenway Park history with 3 HR in the 1st inning of a game https://t.co/WQnSKzgRO7
— Sarah Langs (@SlangsOnSports) June 3, 2025
(エンゼルスはフェンウェイ・パークで1回表に3本のホームランを放った最初のビジターチームとなった)
8,974試合目の快挙の口火をきったのはザック・ネトの先頭打者ホームランだ。カウント2-2からフェンウェイパークの名物『グリーン・モンスター』を越える今季10号ホームランを叩き込んだ。
続いて、エンゼルスの主砲マイク・トラウトが飛距離454フィート(約138メートル)となる特大のスリーランホームランを放つ。
Mike Trout demolished this ball 454 feet! 😳 pic.twitter.com/7BxrB0gp4L
— MLB (@MLB) June 2, 2025
(マイク・トラウトが飛距離454フィートの一撃😳)
とどめとなった3本目、ジョー・アデルのホームランは『グリーン・モンスター』を越えてランズダウン・ストリートまで届く一撃となり、エンゼルスは早々に6-0とリードを築いた。
ただ、この3発で楽勝ムードかと思いきや、終わってみれば7-6と試合はエンゼルスの辛勝に終わった。
原文:Angels make MLB history never done in 113 years of Fenway Park vs. Red Sox
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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