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【随時更新します】東京2025世界陸上 結果速報|金メダリスト・日本人選手・ハイライトほか

牧野豊 Yutaka Makino

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©︎時事通信

東京世界陸上女子マラソンで7位入賞を果たした小林香菜

陸上競技の世界大会、東京2025世界陸上(World Athletics Championships)が9月13日から21日まで東京(国立競技場)で開催される。

ここでは、大会初日から最終日まで9日間、競技の模様を日別に毎日速報する。 ※随時更新予定

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■9月14日(2日目):早大サークル出身の小林香菜が女子マラソンで7位入賞! 中島佑気ジョセフが男子400m日本新! フレイザー=プライス最後の世界陸上は女子100mは6位

2日目の午前に行なわれた女子マラソン。高温多湿の厳しい環境下、序盤から自分のペースでレースを進めて、苦しい中盤以降は粘りに粘りを見せた小林香菜(大塚製薬)が2時間28分50秒で走り、初の世界陸上の舞台で7位入賞を果たした。小林は早大のマラソンサークル出身の異色の経歴の持ち主で、高速ピッチが持ち味の選手。

レース後は、世界陸上までの孤独な合宿について「精神的に厳しかった」とこれまでの道のり振り返りつつ、レースついては、「42.195km、応援が途切れることになく力になったので、こういう大きいレースを走れることは幸せだなと思いました。自国開催の世界陸上ということもあるかもしれませんが、オリンピックなどでも仮に自分が出ていなくても、応援をいただければランナーは頑張れるので、もっともっと陸上が盛り上がればいいなと思います」と語った。

優勝争いは30kmすぎからペレス・ジェプチルチル(ケニア)とティグスト・アセファ(エチオピア)が並走する展開が続くなか、最後は東京五輪金メダリストのジェプチルチルが競技場内で競り勝ち、2時間24分43秒のタイムで優勝を果たした。

また、女子100mハードルでは福部真子(日本建設工業)と中島ひとみ(長谷川体育施設)の2選手がタイム通過(各組上位3選手以外の全組共通タイム上位6名)3、4番手で15日夜に行なわれる準決勝進出を決めた。

夜の部では、男子400m予選2組に出場した中島佑気ジョセフ(富士通)が従来の日本記録を0秒33更新する44秒44で組2着に入り、準決勝進出を決めた。

この日は男女の100m準決勝・決勝が行われ、男子はオブリク・セビルとキシェーン・トンプソンのジャマイカ勢がワンツーフィニッシュ。ノア・ライルズ(アメリカ)は銅メダルに。女子はメリサ・ジェファーソン=ウッデン(アメリカ)が 10秒61の大会新で初優勝。また、今季限りで引退を表明しているシェリー=アン・フレイザー=プライス(ジャマイカ)は決勝進出を果たし、11秒03で6位で最後の世界陸上を締め括った。ブレイザー=プライスはこれまでオリンピックで3個、世界陸上で通算10個の金メダルを手にしている。

 

今日の優勝者・日本人成績

女子マラソン

  • 優勝:ペレス・ジェプチルチル(ケニア) 2時間24分43秒
  • 7位:小林香菜(大塚製薬)2時間28分50秒
  • 13位:佐藤早也伽(積水化学)2時間31分15秒
  • 28位:安藤友香(しまむら) 2時間35分37秒

女子円盤投

  • 優勝:バラリー・オールマン(アメリカ) 69m48

男子10000m

  • 優勝:ジミー・グレシエ(フランス) 28分55秒77
  • 20位:鈴木芽吹(トヨタ自動車)29分33秒60 
  • 22位:葛西潤(旭化成) 29分41秒84

女子走幅跳

  • 優勝:タラ・デービス=ウッドホール(アメリカ) 7m13(-0.2)

女子100m

  • 優勝:メリサ・ジェファーソン=ウッデン(アメリカ) 10秒61(+0.3)*大会新

男子100m

  • 優勝:オブリク・セビル(ジャマイカ) 9秒77(+0.3)

決勝種目以外の日本人成績

男子1500m 予選

  • 飯澤千翔(住友電工) 3分41秒76 1組13着 予選敗退

女子100mハードル 予選

  • 田中佑美(富士通)13秒05(0.0) 2組6着 予選敗退
  • 福部真子(日本建設工業)12秒92(+0.1) 5組4着(+0.1) 準決勝進出
  • 中島ひとみ(長谷川体育施設)12秒88(0.0) 6組5着 準決勝進出

男子400m 予選

  • 佐藤風雅(ミズノ)  45秒10  1組5着 予選敗退
  • 中島佑気ジョセフ(富士通)44秒44*日本新 2組2着 準決勝進出

女子400m 予選

  • 松本奈菜子(東邦銀行)52秒41 5組7着 予選敗退

男子走高跳 予選

  • 赤松諒一(SEIBU PRINCE)2m25 B組1位 決勝進出
  • 瀬古優斗(滋賀県スポ協/FAAS)2m25 B組3位 決勝進出
  • 真野友博(九電工)記録 A組6位 予選敗退

■9月13日(1日目/初日):勝木隼人が男子35km競歩で自身初の銅メダル獲得! 廣中璃梨佳が女子10000m6位! 混合4×400mリレーは初の8位入賞

今大会のオープニング種目となった男子35km競歩(女子も同時スタート)では、序盤から積極的なレースを見せた勝木隼人(自衛隊体育学校)が終盤も粘りを見せて3位。自身初の銅メダルを獲得した。日本競歩勢の世界陸上でのメダル獲得は、2015年北京大会男子50km競歩で谷井孝行が銅メダルを獲得して以降、通算10個目となった。優勝はベテランウォーカーのエバン・ダンフィー(カナダ)で、記録は2時間28分22秒だった。

混合4×400mリレー予選1組に登場した日本(一走から今泉堅貴/内田洋行AC、井戸アビゲイル風果/東邦銀行、吉津拓歩/ミキハウス、松本奈菜子/東邦銀行)は3分12秒08の日本新記録で組5位、2組を終了した時点では予選落ちかと思われたが、ケニアの失格が判明。通算8番手で、夜に行われる決勝に史上初めて駒を進めた。

決勝は、吉津、井戸、今泉、松本の走順で臨み、3分17秒53で8位入賞を果たした。

女子10000mは2021年東京五輪、2023年世界陸上、2024年パリ五輪のこの種目で7位の実績のある廣中璃梨佳(JP日本郵政G)がレース後半の粘りで、6位入賞を果たした。

男子砲丸投の世界記録保持者ライアン・クルーザー(アメリカ)は今シーズン、初の競技会ながら世界陸上3連覇を達成した。

今日の優勝者・日本人成績

男子35km競歩

  • 優勝:エバン・ダンフィー(カナダ) 2時間28分22秒
  • 3位:勝木隼人(自衛隊体育学校) 2時間29分16秒
  • 18位:川野将虎(旭化成) 2時間37分15秒
  • 24位:丸尾知司(愛知製鋼)2時間40分29秒

女子35km競歩

  • 優勝:マリア・ペレス(スペイン) 2時間39分01秒
  • 15位:梅野倖子(LOCOK) 2時間56分28秒
  • 20位:矢来舞香(千葉興業銀行) 3時間01分27秒
  • 21位:渕瀬真寿美(建装工業) 3時間03分29秒

男子砲丸投

  • 優勝:ライアン・クルーザー(アメリカ) 22m34

女子10000m

  • 優勝:ベアトリス・チェベト(ケニア) 30分37秒61
  • 6位:廣中璃梨佳(JP日本郵政G) 31分09秒62
  • 20位:矢田みくに(エディオン) 32分28秒24

混合4×400mリレー

  • 優勝:アメリカ 3分08秒80 *大会新
  • 8位:日本 3分17秒53

決勝種目以外の日本人成績

女子やり投 予選

  • 郡菜々佳(サトウ食品新潟アルビレックスRC)54m59 B組18位・予選敗退

男子3000m障害 予選

  • 三浦龍司(SUBARU) 8分30秒43 1組3着 *着順(組5着以内)で決勝進出

女子走幅跳 予選

  • 秦澄美鈴(住友電工) 6m45 A組10位 予選敗退


女子1500m 予選

  • 田中希実(New Balance) 4分07秒34 1組10着 予選敗退
  • 木村友香(積水化学) 4分15秒70 3組14着 予選敗退

男子100m 予選

  • 守祐陽(大東文化大) 10秒37(+0.1) 2組7着 予選敗退
  • 桐生祥秀(日本生命) 10秒28(-1.1) 3組5着 予選敗退
  • サニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ) 10秒37(0.0) 7組7着 予選敗退

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牧野豊 Yutaka Makino

東京・神田生まれの神田育ち。上智大学卒。1993年から約30年間、スポーツ専門出版社で雑誌・書籍・ウェブ媒体の取材・原稿執筆・編集全般に携わる。その間、バスケットボール(NBA含む)、アメフト(NFL含む)のムック、水泳競技、陸上競技の月刊定期誌の編集長を歴任。各競技の国内主要大会をはじめ、アジア大会、世界選手権、オリンピック等、国際大会の現地取材を経験。