先場所優勝・琴勝峰の命運もかかる!? いよいよ明日発表、大相撲秋場所番付の注目ポイントは

柴田雅人 Masato Shibata

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時事

■秋場所番付はいよいよ明日発表

大相撲の番付は、日本相撲協会が毎場所後に開催する番付編成会議によって決められる。十両昇進力士については、化粧回し等の準備が必要なことから会議後すぐに発表されるが、それ以外は本場所の初日から13日前の月曜日に発表されている。

番付は基本的に勝ち越しなら上昇し、負け越しなら下降するが、他力士の勝敗や各階級の定員といった要素に地位が左右されることもある。自身の予想と実際の番付を比較し楽しんでいる相撲ファンも多いが、明日9月1日に発表予定の秋場所番付にはどういった点に注目が集まるのか。ここでは3つのポイントをピックアップしてみたい。

■関脇は3人?それとも2人?

名古屋場所では関脇に大栄翔、霧島、若隆景の3名が名を連ねた。関脇は通常なら2人体制で、3人目は大関から陥落した力士がいる時などしか置かれないことが多いが、若隆景が前場所小結で12勝を挙げたため3人目として昇格することになった。

同場所は大栄翔が故障休場、霧島、若隆景は勝ち越したため、前者の陥落と後者2名の現状維持は確実。問題は2場所連続で関脇が3人体制になるか、それとも従来の2人体制に戻るかだ。3人体制と仮定すると、西小結で10勝の高安が関脇に昇進。3勝にとどまった東小結の欧勝馬も含めると小結は2枠空くことになるが、ここに東前頭筆頭で11勝の安青錦、西前頭4枚目で11勝の玉鷲が入る公算が高い。

一方、2人体制だと高安は東小結、西小結には安青錦が入り、玉鷲は東前頭筆頭止まりという形になることが予想される。高安の10勝は抜きんでた好成績とは言い難いため、2人体制に戻る可能性が高いように思えるが、果たしてどのような判断が下されたのだろうか。

■平幕に1枠増の可能性

大相撲では2004年初場所以降、幕内力士全体の定員は42人と定められている。三役以上は横綱、大関、関脇、小結がそれぞれ東西各2名で計8名、平幕は東西17名で計34名というのが基本的な内訳だが、三役以上の人数によっては平幕の数が変動することがある。

名古屋場所は三役以上が横綱2名、大関1名、関脇3名、小結2名の計8名だったが、秋場所は前出の通り関脇が2名になる可能性がある。そうなると、三役以上は通常より1人少ない7名になるが、欠けた分は平幕の人員を1人増やすことで補われることがほとんどだ。

秋場所は遠藤(西前頭7枚目、全休)、千代翔馬(西前頭9枚目、1勝14敗)、英乃海(西前頭15枚目、2勝11敗2休)、嘉陽(東前頭16枚目、4勝11敗)、琴栄峰(東前頭17枚目、6勝9敗)、獅司(西前頭17枚目、7勝8敗)の6名が十両降格候補、錦木(東十両筆頭、8勝7敗)、竜電(西十両筆頭、8勝7敗)、湘南乃海(東十両2枚目、10勝5敗)、友風(西十両2枚目、9勝6敗)、欧勝海(東十両3枚目、8勝7敗)、日翔志(東十両6枚目、10勝5敗)の6名が幕内昇進候補とみられるが、平幕を1枠増やすかどうかも編成会議では焦点になったかもしれない。

■琴勝峰は三役総当たりを回避?

名古屋場所は東前頭15枚目の琴勝峰が13勝2敗で自身初優勝を果たした。これにより、秋場所は10枚~11枚の上昇が見込まれるが、1枚の差が同場所の明暗を分ける可能性がある。平幕は筆頭から上位4枚目までは、三役以上の力士と総当たりすることがほとんど。琴勝峰も成績だけをみるなら11枚上昇で、三役総当たり圏内に入ることになる。

ただ、秋場所は若元春(西前頭筆頭、6勝9敗)、王鵬(東前頭2枚目、7勝8敗)、阿炎(西前頭2枚目、9勝6敗)、伯桜鵬(東前頭4枚目、8勝7敗)、玉鷲(西前頭4枚目、11勝4敗)、平戸海(東前頭5枚目、8勝7敗)、豪ノ山(西前頭6枚目、9勝6敗)、熱海富士(東前頭10枚目、11勝4敗)の8名が東西4枚目までを占め、琴勝峰は東前頭5枚目に置かれる可能性もある。そうなると、三役総当たりは回避できるため、2場所連続で好成績を挙げる確率も高まるのではないか。

角界には古くから「番付は生き物」という言葉がある。事前の予想や計算通りにはいかない内容になることも面白い要素の一つだが、明日発表の秋場所番付は果たしてどのような内容になっているのだろうか。

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柴田雅人 Masato Shibata

スポーティングニュース日本版スポーツコンテンツライター。福岡県出身。幼少期から相撲、野球、サッカーを中心に幅広くスポーツを観戦。大学卒業後からライター活動を開始し、主にスポーツ記事の企画立案、取材、執筆などに携わる。現在もスポーツ観戦が一番の趣味で、複数競技を同時に視聴することもしばしば。