ウパメカノ、契約交渉停滞でレアル・マドリードが来夏獲得に関心

Atrayo Bhattacharya

浄見耕志 Koushi Kiyomi

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バイエルン・ミュンヘンは、この夏の移籍市場で難しい状況に直面している。10人以上の選手を放出したものの、新たに加わったのはわずか3人にとどまっている。

先発メンバーの顔ぶれは充実しているものの、控えやバックアップの層は薄く、数人の負傷者が出れば2025-2026シーズンの戦いが一気に崩れる可能性がある。

こうした問題を抱えるなか、バイエルン・ミュンヘンは守備の要ダヨ・ウパメカノを失う危機に直面している。現行契約は2026年に満了を迎え、レアル・マドリードが関心を寄せていると『ビルト』紙は報じている。

フランス代表のウパメカノはバイエルンと契約延長の交渉を続けているものの、合意には至っていない。

レアル・マドリードは守備陣の補強が急がれており、来夏のフリー移籍でウパメカノを獲得できる絶好のチャンスと見ているはずだ。

報道によると、ウパメカノはバイエルン首脳陣との給与面での折り合いがつかず、契約交渉は保留となっている。ここ数シーズン、バイエルンで存在感を示し、守備の中心としてチームを支えてきた。失えば、コンパニ監督率いるチームにとって大きな痛手となるだろう。

レアル・マドリードがウパメカノを狙う理由

シャビ・アロンソ監督は守備陣を再編したいと考えており、そのためディーン・ハイセン、トレント・アレクサンダー=アーノルド、アルバロ・カレーラスらを獲得している。

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現状、アラバは負傷やコンディション不安で安定して出場できておらず、リュディガーも契約最終年を迎えている。ミリトンは度重なる負傷や不安定なパフォーマンスに悩まされている。

リバプールのコナテも契約が来夏に満了となるため、レアル・マドリードの獲得候補に挙がっている。

報道によると、ウパメカノはレアル・マドリードの補強候補に名を連ねており、フィジカルの強さや優れた判断力、リカバリースピードを備え、加入すれば即戦力としてシャビ・アロンソ監督のシステムにフィットすることが期待されている。

同様のケースは2021年にもあり、レアル・マドリードはバイエルンからアラバをフリーで獲得している。

レアル・マドリード以外にも、バルセロナ、マンチェスター・ユナイテッド、インテルがウパメカノに関心を示していると伝えられている。

原文:Real Madrid keep close tabs on Bayern Munich stalwart following contract renewal standstill
翻訳・編集:浄見耕志(スポーティングニュース日本版)

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Atrayo Bhattacharya

Atrayo Bhattacharya is a content producer for The Sporting News, working across English editions.

浄見耕志 Koushi Kiyomi

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。東京生まれ・東京育ち。スポーツとの出会いは、幼少期に夢中で観戦した大相撲。以来、欧州サッカーやF1を中心に幅広く観戦し、競技そのものだけでなく、その背景や文化にも強い関心を持つ。映画や音楽をはじめカルチャー全般を日常的に吸収し、雑誌文化にも親しんでいる。