インテル・マイアミは、日本時間6月15日にフロリダ州ハードロック・スタジアムで行われるクラブワールドカップ初戦で、エジプトのアル・アハリと対戦する予定だ。
現在メジャーリーグサッカー(MLS)で勝利を取り戻し、16試合で29ポイントを獲得して3位につけているインテル・マイアミは、クラブワールドカップでの躍進を目指している。
この大会は、インテル・マイアミにとって絶好のチャンスと見なされており、同クラブの監督であるハビエル・マスチェラーノもその重要性を強調している。
かつてインテル・マイアミのキャプテン、リオネル・メッシも、チームが連勝から遠ざかっていた時期に、クラブワールドカップや全体的なパフォーマンスの向上の意義を語っていた。
そして今、メッシの元バルセロナおよびアルゼンチン代表のチームメイトであるセルヒオ・アグエロも、インテル・マイアミにとってクラブワールドカップが重要であることを強調している。
メッシとインテル・マイアミのクラブワールドカップに向けて、セルヒオ・アグエロは何を語ったか?
2021年に現役引退を発表したアグエロは、インテル・マイアミのクラブワールドカップでのパフォーマンス、とくにメッシが出場することがMLSにとって「非常に重要」だと語った(GOALを通じたコメント)。
「これはインテル・マイアミにとって非常に重要なことだと思う。特にレオ(メッシ)がそこにいると考えれば、世界中の人々やファンにとってもインテル・マイアミがこの大会に参加することは非常に意味がある。なぜなら、メッシは、たとえそれが誰かにとって辛いことであっても、みんなが見たい選手の一人だからだ」と元ストライカーのアグエロは述べた。
「だから、インテル・マイアミが他のクラブと対戦するのを見るのは素晴らしいことだと思うし、特にMLSで今あらゆることを成し遂げているインテル・マイアミ版のメッシを見るのは楽しみだ。彼らはタイトルも手にしたし(数年間タイトルがなかった、あるいはこれまで一度もなかったかもしれないが)、インテル・マイアミにとって、そして何よりレオにとって、この新たなチャレンジは、彼の性格からして全力で挑むはずだ。彼はどんなときも負けたくない人間だからね」と続けた。
「そして、注意が必要だ。なぜなら、相手チームにレオがいる場合、たとえ88分間何も起こらなくても、最後の2分間でゴールを決めたり、フリーキックを決めたり、予想もしないプレーをしてくるかもしれない。なぜなら、結局のところ彼は世界最高の選手であり、どんなときでもダメージを与えられる存在だからだ」とアグエロは締めくくった。
アル・アハリ戦に加えて、インテル・マイアミはグループAでさらに2つの強敵と対戦する。日本時間、6月20日にはポルトガルの名門ポルト、6月24日にはブラジルのパルメイラスと対戦予定だ。
原文:Lionel Messi's former teammate explains why Club World Cup is important for Inter Miami
抄訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)