マンチェスター・シティはプレミアリーグで開幕3試合を終え、1勝2敗の勝ち点3で13位に位置している。
過去数年間における成功の後、シティは2024-25シーズンをトップリーグ3位という期待外れの成績で終え、主要タイトルを一つも獲得できなかった。
シティは再び王者の道に戻ることが期待されていたが、2025-26シーズンのスタートは、昨季クラブと契約を延長し2027年までエティハドに残ることになったペップ・グアルディオラ監督にとって順調なものとはなっていない。
今週末のリーグ戦で勝利を目指すグアルディオラとチームに対し、元シティのMFディートマー・ハマンは、このカタルーニャ出身の監督がイングランドのクラブで主要タイトルを勝ち取る力は「まだ持っているのか疑わしい」と主張した。
ハマンはグロスヴェナー・カジノとの関連での発言の中で、グアルディオラがまだシティにいることに「驚いている」と述べ、GOALに次のように語った。
ハマンは何を語ったのか?
「ああ、でも去年も同じことを言ったんだ。そして今も彼がそこにいることに驚いている。なぜなら、すべてには終わりがあるからだ。ここ数年で変化があり、かなり多くの選手を獲得し、また数年間在籍している選手もいる。彼らを奮い立たせ、チームやファンの心に火を灯さなければならない。彼はとても長くそこにいるし、もうその力を持っているのかどうか、自信がない。」
「夏に『彼がまた大きなタイトルを獲るなら驚きだ』と言った。彼はもう獲れないと思う。プレミアリーグもチャンピオンズリーグも獲れないだろう。5、6試合勝ってリーグカップやFAカップを獲る可能性はあるかもしれない。だが、大きな2つのタイトルについては、彼が勝つ姿が想像できない。」
さらにハマンは、グアルディオラの契約延長は形式的なものにすぎないと考えているとし、次のように付け加えた。
「彼の契約が昨年延長されたのは、事態を落ち着かせ、人々を静かにさせるためだったと思う。『そろそろ彼が去るべきだ』と言っていた人々を黙らせるためだろう。彼らがグアルディオラを解任するとは思わないが、2年後にまだそこにいるなら驚くだろう。」
グアルディオラの代表監督就任の可能性について語る
グアルディオラがエティハドでの任期後に代表監督に転身するかどうか問われた際、2006年から2009年までシティに在籍したハマンは「おそらく最も可能性が高い」と答えた。
「おそらく最も可能性が高い。彼がイングランドで別のクラブを率いる姿は想像できない。ドイツに戻るのか? バイエルン・ミュンヘンが唯一の可能性かもしれないが、それも現実的には見えない。彼はいま50代前半から半ばに差しかかっているから、国際舞台が最も適切な道だろう。ただ、まずは休養を取るはずだ。10年間もその仕事をすれば、成功を求められるプレッシャーだけでなく、メディア対応など24時間365日仕事で常に気を抜けない」
「クロップは8、9年で『休養が必要だ』と言った。彼はクロップよりも長くやっているし、おそらくクロップ以上に激しいだろう。だからまず休養を取るはずだ。それから彼を欲しがる国はたくさんあるはずだ」
2016年にシティの監督に就任したグアルディオラは、これまでに6度のプレミアリーグ優勝とクラブ初のチャンピオンズリーグ制覇を含む合計18のトロフィーを獲得しており、今季さらにその数を増やそうとしている。
シティは日本時間9月15日、エティハド・スタジアムで今シーズン最初のマンチェスター・ダービーとなるユナイテッド戦を迎える。
原文:Man City suffer fresh injury blow ahead of Manchester derby
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)
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