元バルセロナのスター選手がハンジ・フリックの決断に異議「選択は簡単」

小鷹理人 Masato Odaka

Rwittika Chakraborty

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バルセロナは今夏の移籍市場で、エスパニョールからスペイン人GKジョアン・ガルシアを獲得した。

ガルシアは2500万ユーロ(約2130万ポンド)の契約解除金が支払われたことで、カタルーニャのクラブと6年契約を結んだ。バルサはまた、ヴォイチェフ・シュチェスニーとの契約も延長し、2027年夏まで有効となった。

バルセロナの正守護神であり現主将でもあるマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンは、膝蓋腱断裂により2024/25シーズンの大半を欠場していた。

ガルシアの加入とシュチェスニーの契約延長を受け、報道によると、バルサのハンジ・フリック監督はテア・シュテーゲンに対し、来季は第一、第二GKのいずれにも選ばれないと伝えたとされている。

これに対し、元バルセロナの選手イヴァン・ラキティッチは異なる意見を表明。37歳のラキティッチは、ドイツ人監督にとってこの決断は「非常に簡単なこと」だと述べ、テア・シュテーゲンを「最高のGK」と称賛した。

元バルセロナMFイヴァン・ラキティッチのコメントとは?

COPEのインタビューでラキティッチは、「テア・シュテーゲンが健康なら、彼を選ぶことに疑いの余地はない」と語り、ドイツ人GKを大絶賛した。

「彼と話したが、すごく前向きで嬉しそうだった。ケガが深刻でないことを願うし、早く戻ってきてほしい。ジョアン・ガルシアとテア・シュテーゲンのどちらか? 答えは簡単、テア・シュテーゲンだ。彼はキャプテンで、チーム内でも非常にリスペクトされている。マルクが万全なら、疑う余地はない」(GOALより)

「バルセロナの悩みが、3人の優れたGKから選ぶことだけだったら良いと思う。ジョアンには才能があるが、自分で勝ち取らなければならない。ラ・リーガのチームでプレーするのと、バルサのナンバー1になるのは別の話だ。ヨーロッパ、いや世界中を見渡しても、彼より優れたGKはいない」

ラキティッチは今月、現役を引退したばかりで、バルセロナではテア・シュテーゲンと共に212試合に出場している。

テア・シュテーゲンは2014年、ボルシア・メンヘングラートバッハからバルセロナに加入。これまでクラブで422試合に出場し、175のクリーンシートを記録。失点数は416。

現在もリハビリ中のテア・シュテーゲンの契約は、2028年夏まで有効となっている。

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小鷹理人 Masato Odaka

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。埼玉県出身。南アフリカW杯を機にサッカーに魅了され、欧州サッカーを中心に幅広く観戦。大学・大学院でスポーツマネジメントを専攻し、理論と実践の両面からスポーツを追求。フットサル部では全国大会出場経験あり。趣味はスポーツ観戦でサッカー、格闘技、MLBなど幅広く観戦。NBAは現在勉強中。

Rwittika Chakraborty

Rwittika Chakraborty is a content producer for The Sporting News. Based in India, she holds a Bachelor's degree in Journalism and Mass Communication from SRM Institute of Science and Technology.