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第5戦勝利でサンダー優勝は濃厚に? 3勝2敗としたチームの歴史

Gilbert McGregor

坂東実藍 Miran Bando

第5戦勝利でサンダー優勝は濃厚に? 3勝2敗としたチームの歴史 image

NBAファイナル2025は、第5戦でオクラホマシティ・サンダーがインディアナ・ペイサーズに120-109で勝利し、優勝に王手をかけた。ジェイレン・ウィリアムズとシェイ・ギルジャス・アレクサンダーが合わせて71得点をあげる活躍を見せている。

歴史は、サンダーに味方しているようだ。

プレイオフのどんなシリーズでも、第5戦は極めて重要だと言われる。シリーズ2勝2敗のタイで迎えたNBAファイナルの第5戦はなおさらだ。3勝2敗としたサンダーは、今ファイナルで初めてシリーズをリードした。逆にペイサーズは今季プレイオフで初のビハインドだ。

しかし、それだけではない。サンダーが第5戦を制した意味について、ここでは過去の歴史を振り返る。

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第5戦勝利で3勝2敗としたチームの歴史

昨季まで、NBAファイナル第5戦に勝ってシリーズ3勝2敗としたチームは、23勝8敗と74.2%の割合でシリーズを制している。

直近では3シリーズ連続で第5戦を制したチームが優勝した。2015年のゴールデンステイト・ウォリアーズ、2021年のミルウォーキー・バックス、2022年のウォリアーズだ。それぞれ第6戦で優勝を決めている。このうち、ロードで第6戦を制したのは2015年のウォリアーズだけだ。

過去25年を見ると、第5戦勝利で3勝2敗としながらタイトルを逃したのは、2013年のサンアントニオ・スパーズと2010年のボストン・セルティックスしかいない。いずれもロードでの第7戦で敗れている。

21世紀になってからの直近の例は以下のとおりだ。

第5戦勝者対戦相手優勝
2025サンダー*ペイサーズ未定
2022ウォリアーズセルティックス*ウォリアーズ(第6戦)
2021バックスサンズ*バックス(第6戦)
2015ウォリアーズ*キャバリアーズウォリアーズ(第6戦)
2013スパーズヒート*ヒート(第7戦)
2011マーベリックスヒート*マーベリックス(第6戦)
2010セルティックスレイカーズ*レイカーズ(第7戦)
2006ヒートマーベリックス*ヒート(第6戦)
2005スパーズ*ピストンズスパーズ(第7戦)
2003スパーズ*ネッツスパーズ(第6戦)

*ホームコートアドバンテージを手にしていたチーム

上の9シリーズのうち、第5戦で勝ち、第6戦は敗れたものの、第7戦で優勝したのは、2005年のスパーズだけだ。

NBAファイナル第7戦の歴史

もしもペイサーズが第6戦で勝てば、NBAファイナル史上20回目の第7戦が行われる。過去の19シリーズの結果は以下のとおりだ。15シリーズでホームチームが優勝している。

第7戦ロードチームの優勝例は太字となっている。

結果ホーム
2016キャバリアーズ 93-89 ウォリアーズウォリアーズ
2013ヒート 95-88 スパーズヒート
2010レイカーズ 83-79 セルティックスレイカーズ
2005スパーズ 81-74 ピストンズスパーズ
1994ロケッツ 90-84 ニックスロケッツ
1988レイカーズ 108-105 ピストンズレイカーズ
1984セルティックス 111-102 レイカーズセルティックス
1978ブレッツ 105-99 スーパーソニックススーパーソニックス
1974セルティックス 102-87 バックスバックス
1970ニックス 113-99 レイカーズニックス
1969セルティックス 108-106 レイカーズレイカーズ
1966セルティックス 95-93 レイカーズセルティックス
1962セルティックス 110-107 レイカーズ(延長)セルティックス
1960セルティックス 122-103 ホークスセルティックス
1957セルティックス 125-123 ホークス(再延長)セルティックス
1955ナショナルズ 92-91 ピストンズナショナルズ
1954レイカーズ 87-80 ナショナルズレイカーズ
1952レイカーズ 82-65 ニックスレイカーズ
1951ロイヤルズ 79-75 ニックスロイヤルズ

原文:One stat that bodes well for the Thunder following NBA Finals Game 5 win over Pacers(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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Gilbert McGregor

Gilbert McGregor first joined The Sporting News in 2018 as a content producer for Global editions of NBA.com. Before covering the game, McGregor played basketball collegiately at Wake Forest, graduating with a Communication degree in 2016. McGregor began covering the NBA during the 2017-18 season and has been on hand for a number of league events.

坂東実藍 Miran Bando

フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。