ロサンゼルス・ドジャースには、山本由伸という頼れるエースが控えている。ドジャースが地区優勝を決めた現地25日(木)の試合でも山本は6回を力投し、アリゾナ・ダイヤモンドバックスを8-0で下した。
この試合で山本は相手打線を無失点に抑え、7奪三振を記録し、シーズン防御率を2.49まで下げた。今季は30試合に先発登板し173.2イニングを投げ、木曜日の6つ目の奪三振でシーズン通算200奪三振を達成し、2年目のシーズンをきっちりと締め括った。
Yoshinobu finishes the season with 201 strikeouts and a 2.49 ERA. 🔥 pic.twitter.com/S2XUiq2oYw
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) September 25, 2025
ドジャースの投手のシーズン200奪三振は2021年のウォーカー・ビューラー(現フィリーズ)以来となる。また、メジャーリーグ(MLB)で日本人選手がシーズン200奪三振を記録したのは今回の山本が史上7人目となった。
ドジャースはこの4年間にも多くの三振を取れる投手を輩出してきたが、今シーズンの山本ほど安定していたた投手はいない。
2024年シーズン前、ドジャースは山本がMLBで1球も投げていない段階で、12年総額3億2500万ドル(1ドル149円換算484億2500万円)での契約を結んだ。そして、MLB1年目の2024年は18試合に先発登板し、90イニングで防御率3.00を記録した。さらにポストシーズンでは、複数の負傷者が出たドジャース投手陣のローテーションを支え、ワールドシリーズ制覇に貢献するヒーローとなった。
山本の2025年のレギュラーシーズンの登板はこれで最後となるが、ほぼ25年ぶり(1998〜2000年ヤンキース以来)となるワールドシリーズ連覇に向けてポストシーズンに臨む。
山本は時速153キロの速球、鋭いカーブ、そして破壊力のあるスプリッターを武器に、打者を翻弄するスタイルを確立している。メジャーリーグの内部関係者やスポーツ記者の中には当初、山本の大型契約に疑問の声も上がっていたが、この2年間の活躍でそうした疑念は払拭されたと言えるだろう。
原文:Yoshinobu Yamamoto completes feat with Dodgers that hasn't happened since 2021
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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